自己啓発本のおすすめ20選!人気名著・ベストセラー本など有名な書籍を紹介

自己啓発本のおすすめを紹介

自己啓発本には、名著と呼ばれるような人気ベストセラーが数多くあります。生き方・考え方について、新しい気づきを得られるのが特徴です。

また成功するための習慣・方法なども参考になると思います。ただし年代別の自己啓発本や、有名人が書いた自己啓発本などもあって、どれを読めばいいか迷ってしまうでしょう。

そこで今回は、自己啓発本のおすすめをまとめてみました。実際に全冊購入して、それぞれの特徴や読んだ感想を紹介しています。

自己啓発本のおすすめ

そして読みやすさについては、実際にかかった時間をもとに、ランキング形式で評価しています。

最新の自己啓発本やロングセラーになっている自己啓発本なども解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

目次-クリックで該当箇所に移動-

自己啓発本のおすすめの選び方

自己啓発本のジャンルによって活かせる場面も異なる

自己啓発本のジャンル

自己啓発本を読むことには「新しい気づきを得られる」というメリットがあります。その内容は自己啓発本のジャンルによって変わるもので、タイトルからもある程度は想像できるでしょう。

自己啓発本のジャンルの具体例
  • 成功するための方法を書いた自己啓発本
    →成功した人の行動や習慣を教えてくれる
  • 人間関係をテーマにした自己啓発本
    →ビジネスや恋愛などに活かせる方法を学べる
  • 物事の考え方をまとめた自己啓発本
    →自分にあう価値観を見つけるきっかけにもなる

たとえば成功するための方法を解説した自己啓発本では、成功した人の行動・習慣を学べるのが特徴です。また人間関係をテーマにした自己啓発本なら、ビジネスや恋愛などにも活用できます。

自分の悩みにあわせてジャンルを選べば、問題を解決するきっかけにもなるかもしれません。もし困っていることがある場合は、その内容をもとにして、自己啓発本を読むのもおすすめです。

自分の年代にあった自己啓発本だと読みやすい

年代別の自己啓発本

自己啓発本の中には「20代のうちにしておきたいこと」「40代から始めること」など、タイトルが年代別になっている種類もあります。

このような自己啓発本の場合、その年代で起きやすい変化・問題をもとに書かれているのが特徴です。そのため内容に共感できたり、今の自分に必要なことが明確になったりするでしょう。

年代別の自己啓発本の特徴
  • 20代向けの自己啓発本の特徴
    →成長することや挑戦することの大切さを教えてくれる
  • 30代向けの自己啓発本の特徴
    →ライフスタイルの変化に合わせたアドバイスをくれる
  • 40代向けの自己啓発本の特徴
    →人生の方向性について考えるきっかけを与えてくれる

また年代別に「やることリスト」のような形でまとまっている自己啓発本もありました。実践することがわかりやすく、一つずつ達成することでモチベーションにもつながると思います。

著者が有名な自己啓発本は人気が出やすい

著者が有名な自己啓発本

たとえば自己啓発本の著者が、大企業の経営者であれば、仕事に対する姿勢・成功のコツなどを知ることができます。場合によっては、会社の裏話なども載っているかもしれません。

また心理学者が書いた自己啓発本なら、心理学をもとにした生き方・考え方を学べるでしょう。具体的なワークも紹介されていれば、日常生活でも実践できるはずです。

このように著者が有名だと、内容が面白くて人気も出やすい特徴があります。ベストセラーになっている作品も多いので、もし選ぶときに迷った際には、候補の一つとしてチェックしておくのもおすすめです。

自己啓発本はレビューも集まりやすいので内容を確認しておくと安心

自己啓発本のレビューを確認

一般的な書籍と比較すると、自己啓発本はレビューが集まりやすい傾向にあると感じます。Amazonの評価を調べてみても、何千件というレビューが書かれている本もありました。

そのため購入する前には、内容を一度確認しておくと安心でしょう。本の要約や感想など、詳しくまとめられている口コミは参考になると思います。

ちなみに自己啓発本によっては、導入から目次あたりまで試し読みもできます。高く評価されていても、自分に合うとは限らないので、まずは最初だけ読んでみるのもおすすめです。

人気のある自己啓発本のおすすめを紹介!

自己啓発本のおすすめを紹介

夢をかなえるゾウ1

夢をかなえるゾウ1
著者水野 敬也
出版社文響社
ページ数402ページ
大きさ縦:15cm
横:10.6cm
厚さ:1.8cm
参考価格968円
読書時間の目安約2時間
本のおすすめポイント
  • 一日で実践できるシンプルな課題を紹介
  • 過去の偉人の成功例をもとにわかりやすく説明
  • 内容が面白く、話のテンポも良いので読みやすい

夢をかなえるための成功習慣を教えてくれる自己啓発のエンタメ小説

『夢をかなえるゾウ1』は、ドラマにもなっている自己啓発のエンタメ小説です。今の自分を変えたいと思っている主人公に対して、関西弁のゾウの神様「ガネーシャ」がアドバイスをするという物語になっています。

ガネーシャの教えはどれもシンプルで、一日で実践できるものです。その真意についても、過去の偉人の成功例をもとに、わかりやすく説明されていました。

話のテンポも良く、時々クスッと笑えるようなストーリーで読みやすいと思います。また巻末には、本文中で紹介されていたガネーシャの言葉が、名言集としてまとめられていました。

ちなみに夢をかなえるゾウは、シリーズによって主人公が異なるため、物語のテーマも変わってきます。順番通りでなくても問題ないので、ぜひ気になる本から読んでみてください。

完訳 7つの習慣

完訳 7つの習慣
著者スティーブン・R.コヴィー
翻訳フランクリン・コヴィー・ジャパン
出版社FCE(キングベアー出版)
ページ数560ページ
大きさ縦:19.05cm
横:13.46cm
厚さ:3.56cm
参考価格2,420円
読書時間の目安約6時間
本のおすすめポイント
  • 人間として成功するために重要なことを解説
  • 読み返すたびに新しい気づきを得られるような本
  • 図表の説明もあるので具体的にイメージしやすい

人格を磨くために必要なことが書かれているベストセラーの自己啓発本

『完訳 7つの習慣』はビジネス書としても人気のある、世界的ベストセラーの自己啓発本です。これをもとにした人材育成プログラムもあり、会社で研修を受けた人もいるかもしれません。

この本では人間として成功するために重要なことを、7つのポイントに分けているのが特徴です。内容としては人格を磨くことが書かれており、それぞれの項目では、著者の体験談や企業の実践例なども紹介されていました。

考え方についても図表で説明されており、具体的にイメージしやすいと思います。ページ数が多いので読み応えはありますが、話が興味深くてスラスラ読むことができました。

個人的には、読み返すたびに新しい気づきを得られるような気がします。内容としても決して難しいことは書かれていないので、一生に一度は読むべきともいえる自己啓発本です。

ちなみに7つの習慣は、学生向けにわかりやすく書かれたものや、漫画になっているものもあるので、読書に慣れていない場合はそちらもチェックしておくと良いでしょう。

人は話し方が9割

人は話し方が9割
著者永松 茂久
出版社すばる舎
ページ数240ページ
大きさ縦:18.9cm
横:13.2cm
厚さ:1.6cm
参考価格1,650円
読書時間の目安約40分
本のおすすめポイント
  • 話すときの考え方やスタンスについて解説
  • 各項目が数ページ程度で簡潔にまとめられている
  • 仕事・プライベート・恋愛でも活用できる

会話が苦手な人でも実践できる「話し方」をわかりやすく説明した自己啓発本

『人は話し方が9割』は、会話がうまくなるコツを紹介している自己啓発本のベストセラーです。言葉のテクニックだけでなく、話すときの考え方やスタンスについても書かれています。

各項目は数ページ程度で簡潔にまとめられており、それぞれのポイントもわかりやすく説明されていました。仕事でもプライベートでも活用できる内容だと思います。

個人的には「いかに話すか」よりも「いかに聞くか」だと、聞き方の大切さにも触れられているのが印象的でした。文字数もそこまで多くはなく、イラストも使われているので読みやすいでしょう。

ほかのシリーズ本も人気があるので、気になるものがあればぜひチェックしてみてください。話し方にコンプレックスがある人には、おすすめできる自己啓発本です。

エッセンシャル思考

エッセンシャル思考
著者グレッグ マキューン
高橋 璃子
出版社かんき出版
ページ数320ページ
大きさ縦:18.6cm
横:13cm
厚さ:2.2cm
参考価格1,760円
読書時間の目安約2時間
本のおすすめポイント
  • 99%の無駄を捨て、1%に集中する方法を解説
  • イラストや図表があるので説明もわかりやすい
  • ビジネス書としても有名で人気がある

仕事で忙しいと感じる人におすすめしたい自己啓発本

『エッセンシャル思考』は、やるべきことを見極めて、それを確実に実行するための方法をまとめた自己啓発本です。

この本は4つのパートに分かれているのが特徴で、最初のパートでは基本的な考え方について解説されています。残りのパートでは、無駄なことを正しく「減らす」ための仕組みが紹介されていました。

イラストや図表を用いて説明されており、重要ポイントも目立つように書かれているのでわかりやすいでしょう。本の内容も面白く、スラスラ読めてしまうと思います。

特に「より少なく、しかしより良く」という考え方は、業務の効率化につながり、ビジネスのあらゆる場面で活用できるはずです。仕事で忙しいと感じる人にはおすすめの自己啓発本のベストセラーなので、ぜひ一度チェックしてみてください。

チーズはどこへ消えた?

チーズはどこへ消えた?
著者スペンサー・ジョンソン
(Spencer Johnson, M.D.)
門田美鈴
出版社扶桑社
ページ数96ページ
大きさ縦:18.2cm
横:12.8cm
厚さ:0.9cm
参考価格1,100円
読書時間の目安約30分
本のおすすめポイント
  • 物語がわかりやすくて気づきを得られる
  • ページ数が少なく最後まですぐに読める
  • 続編もAmazonで高く評価されている

変化に適応することの大切さをシンプルな物語で説明

『チーズはどこへ消えた?』には、二匹のネズミと二匹の小人が、迷路の中でチーズを探そうとする物語が書かれています。それぞれ別々の考え方を持っているのが特徴です。

この本では、私たちが人生で求めるものを「チーズ」にたとえて、そのうえで変化に適応することの大切さを説明しています。内容もシンプルでわかりやすいと思いました。

本は薄くて100ページもないことから、時間をかけずに最後まで読めてしまうでしょう。また続編の『迷路の外には何がある?」も人気があり、Amazonで高く評価されています。

大事なことに気づかせてくれる自己啓発本なので、ぜひ一度チェックみてください。

反応しない練習

反応しない練習
著者草薙龍瞬
出版社KADOKAWA
ページ数224ページ
大きさ縦:約18cm
横:約13cm
厚さ:約1.5cm
参考価格1,404円
読書時間の目安約1.5時間
本のおすすめポイント
  • ブッダの教えをわかりやすくまとめた本
  • 仏教用語の意味も丁寧に説明されている
  • シンプルな内容で頭にスッと入ってくる

ムダな反応をしないブッダの考え方が人生の悩みを解決する

『反応しない練習』は、人生のあらゆる悩みを解決する方法として、ブッダの教えを紹介している自己啓発本です。

ブッダの教えでは「心の反応」が、すべての悩みの原因だとしています。そのうえで、ムダな反応をしないための考え方を、ブッダの言葉やエピソードと一緒に説明していました。

本の内容としては、マインドフルネスに近いような感じがします。また「怒り」との向き合い方にも触れられているので、アンガーマネジメントにも役立つでしょう。

個人的には、誹謗中傷を受け取らないブッダのエピソードが印象的でした。スピリチュアルな印象はなく、頭にスッと入ってくる方法なので、悩んだときにはぜひ試してみてください。

ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣

ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣
著者ジェームズ・クリアー
牛原 眞弓
出版社パンローリング株式会社
ページ数328ページ
大きさ縦:18.8cm
横:13cm
厚さ:2cm
参考価格1,650円
読書時間の目安約3時間
本のおすすめポイント
  • 認知科学や行動科学をもとに解説しているのが特徴
  • 良い習慣の身につけ方・悪い習慣の断ち方がわかる
  • 図表やイラストによる説明、章ごとのまとめもある

成功に必要な習慣化の仕組みをわかりやすく解説した自己啓発本

『ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣』は、より良い習慣を身につけることをテーマにした自己啓発本です。認知科学や行動科学をもとに解説しており、習慣化の仕組みについて学ぶことができます。

この本では、小さな変化が驚くべき成果をもたらすことを説明しています。行動変化の四つの法則をもとに、良い習慣の身につけ方・悪い習慣の断ち方を紹介しているのが特徴です。

ちなみに行動変化の四つの法則は、心理学のオペラント条件づけと関連しています。仕組みを理解しておくと、本の内容が頭に入りやすくなると思うので、気になる人はチェックしてみると良いでしょう。

文字数は多めですが、図表やイラストでも説明されており、各章の最後にはポイントがまとめられています。良い習慣が続かない人、悪い習慣を止められない人にはおすすめの自己啓発本です。

新版 ずっとやりたかったことを、やりなさい。

新版 ずっとやりたかったことを、やりなさい。
著者ジュリア・キャメロン
菅 靖彦
出版社サンマーク出版
ページ数399ページ
大きさ縦:17.6cm
横:11.7cm
厚さ:1cm
参考価格1,650円
読書時間の目安約3時間
本のおすすめポイント
  • 12週間で創造性を回復することを目的にした本
  • 毎週実施する課題やエクササイズを紹介
  • 実践方法もシンプルでわかりやすい

創造性を回復するためのワークを紹介しているのが特徴

『新版 ずっとやりたかったことを、やりなさい。』は、創造的に生きるための方法をまとめたロングセラーです。12週間で創造性を回復することをテーマにしており、毎週実施する課題やエクササイズを紹介しています。

一日一時間程度でできるワークなので、そこまで難しくはないでしょう。主な実践方法は、朝に手書きの文章を書く「モーニング・ページ」と、自分のための時間を作る「アーティスト・デート」です。

ページ数は多めで読み応えもありますが、自分らしく過ごすために役立つような内容だと思います。創造性が求められるアーティストにはもちろん、それ以外の人にもおすすめできる自己啓発本です。

嫌われる勇気

嫌われる勇気
著者岸見一郎
古賀史健
出版社ダイヤモンド社
ページ数296ページ
大きさ縦:18.9cm
横:13.1cm
厚さ:1.5cm
参考価格1,650円
読書時間の目安約3時間
本のおすすめポイント
  • アドラー心理学をもとに説明しているのが特徴
  • 対話形式のストーリーが面白くて読みやすい
  • 人間関係について気づきを得られるような内容

人との関わり方を考え直すきっかけにもなる自己啓発本の名著

『嫌われる勇気』は、人間関係をテーマにした自己啓発本の名著として知られています。アドラー心理学の考え方をもとにしているのが特徴です。

アドラー心理学では「すべての悩みは対人関係である」としています。その理論について説明しながら、2人の対話形式で物語が進むという構成になっていました。

少し誇張したような表現もありますが、人間関係について新しい気づきを得られるような内容だと思います。自分の考え方や生きる姿勢に大きな影響を与えてくれるような一冊でしょう。

この本がきっかけでアドラー心理学も有名になったので、それだけインパクトの大きかかった自己啓発本だといえます。人との関わり方悩んでいる人にはおすすめの自己啓発本なので、ぜひ読んでみてください。

幸せになる勇気

幸せになる勇気
著者岸見一郎
古賀史健
出版社ダイヤモンド社
ページ数296ページ
大きさ縦:18.8cm
横:13cm
厚さ:1.5cm
参考価格1,650円
読書時間の目安約3時間
本のおすすめポイント
  • 教育や愛などをテーマした自己啓発本
  • 対話形式で話が進むので読みやすい
  • 前作で触れた内容の復習もできる

教育や愛についてアドラー心理学の考え方を対話形式で紹介

この本は『嫌われる勇気』の続編で、3年後のストーリーになっていました。教育・愛などのテーマについて、アドラー心理学をもとに説明している自己啓発本です。

話の構成も同じで、アドラー心理学に詳しい哲人と、それを論破しようとする青年との対話形式になっています。議論を交わすにつれて、青年がヒートアップしていく様子が印象的でした。

また前作で触れたことも、青年が解説してくいるので復習ができるでしょう。対人関係の悩みが尽きない世の中で、どのような生き方をしたら良いのか、参考になると思います。

人を動かす 文庫版

人を動かす
著者D・カーネギー
翻訳山口 博
出版社創元社
ページ数320ページ
大きさ縦:15cm
横:10.4cm
厚さ:1.4cm
参考価格880円
読書時間の目安約6時間
本のおすすめポイント
  • 歴代大統領や心理学者のエピソードを紹介
  • 人間関係を築くうえで重要なことが書かれている
  • 世界的な企業の話もあるのでビジネスにも役立つ

世界中で読まれているロングセラーの自己啓発本

『人を動かす』は、初版が1936年に刊行されたロングセラーの自己啓発本です。世界中で読まれており、日本でも文庫版・マンガなど、さまざまな形で出版されています。

この本では歴代大統領や心理学者など、さまざまな偉人のエピソードをもとに、人間関係を築くうえで重要なことをまとめているのが特徴です。

内容は「人を動かす原則・人に好かれる原則・人を説得する原則・人を変える原則」に分かれていました。どのテーマでも難しいことは書かれていないので実践しやすいでしょう。

また世界を代表する企業の話もあるので、ビジネスでも役立つと思います。文字数が多いので、文章が苦手な人だと抵抗があるかもしれませんが、生きていくうえで為になる一冊です。

道は開ける

道は開ける
著者D・カーネギー
翻訳香山 晶
出版社創元社
ページ数350ページ
大きさ縦:14.8cm
横:10.5cm
厚さ:1cm
参考価格770円
読書時間の目安約5時間
本のおすすめポイント
  • 1944年に刊行されたロングセラーの自己啓発本
  • 人生のあらゆる悩みに対する対処法を紹介
  • 具体的な実例や体験談が書かれている

人生の壁にぶつかった時に読んでほしい一冊

『道は開ける』も、D・カーネギーが著者の自己啓発本で、こちらも初版は1944年でした。人生のあらゆる悩みに対する対処法がまとめられています。

実際に読んでみると、戦争を生き抜いた人の体験談や、身体障害のある人が前向きに生きている話などもありました。当たり前で見えていなかったことに対する気づきも得られる気がします。

こちらも文字数は多めで、読むのが大変かもしれません。それでも、悩みのある人生を生き抜くバイブルとして、何度でも読み直したい自己啓発本です。

影響力の武器 第三版

影響力の武器
著者ロバート・B・チャルディーニ
翻訳社会行動研究会
出版社誠信書房
ページ数492ページ
大きさ縦:19.8cm
横:13.6cm
厚さ:3.2cm
参考価格2,970円
読書時間の目安約8時間
本のおすすめポイント
  • 世界中で読まれているロングセラーの自己啓発本
  • さまざまな社会心理学の実験・事例を紹介
  • 各章にまとめと設問があるので理解が深まる

社会の出来事や行動を科学的に証明している自己啓発本

『影響力の武器 第三版』は、世界中で読まれているロングセラーの自己啓発本としても知られています。著者は社会心理学者のロバート・B・チャルディーニ氏です。

見た目はビジネス書のようですが、返報性の原理やフット・イン・ザ・ドア・テクニックなどの心理学用語を用いて、社会の出来事や行動を科学的に解説していました。

また有名な心理学実験や、日常生活で見られる事例も紹介されています。本は分厚く、ページ数もかなり多めですが、知っておくと役に立つ内容でしょう。

各章にまとめと設問があるのも、特徴のひとつです。ただ読むだけで終わるのではなく、仕組みをしっかり理解できる自己啓発本だと思います。

スタンフォードの自分を変える教室

スタンフォードの自分を変える教室
著者ケリー・マクゴニガル
翻訳神崎 朗子
出版社大和書房
ページ数366ページ
大きさ縦:約15.0cm
横:約10.7cm
厚さ:約1.8cm
参考価格814円
読書時間の目安約4時間
本のおすすめポイント
  • スタンフォード大学の健康心理学者が解説
  • 意志力と関係のある心理学実験を紹介
  • 章ごとに内容の要約と意志力のワークを掲載

意志力をテーマにした自己啓発本でやりたい気持ちを後押ししてくれる

『スタンフォードの自分を変える教室』は、世界各国で刊行されている自己啓発本としても知られています。著者はスタンフォード大学で健康心理学者のケリー・マクゴニガル博士です。

内容は「意志力」をテーマにしており、全部で10章に分かれています。マシュマロテストやシロクマ実験など、意志力と関係のある心理学実験も多く紹介されているのが特徴です。

また各章の最後には、内容の要約と意志力のワークがまとめられています。まるでスタンフォード大学の講座を受けているような感覚で、面白く読み進められるでしょう。

個人的には、「失敗したときに罪悪感を抱くのではなく、自分を許すこと(自分に対して思いやりをもつこと)の方が誘惑に強くなる」という6章の内容が印象的でした。

やろうと思ってもやる気が出ない、後回しにしがち人には、特におすすめの自己啓発本です。

アメリカは自己啓発本でできている

アメリカは自己啓発本でできている
著者尾崎 俊介
出版社平凡社
ページ数272ページ
大きさ縦:18.8cm
横:13.3cm
厚さ:2cm
参考価格3,080円
読書時間の目安約2.5時間
本のおすすめポイント
  • 自己啓発本の歴史をジャンルごとに解説
  • 堅苦しい印象はなく、語り口調で読みやすい
  • 年表があるので自己啓発本を探すときにも役立つ

日本やアメリカの自己啓発本を客観的に考察しているのが特徴

『アメリカは自己啓発本でできている』では、日本やアメリカにおいて自己啓発本がどのように発展してきたのか、その歴史・背景がまとめられています。著者はアメリカ文学者の尾崎俊介教授です。

実際に読んでみると自助努力系・引き寄せ系など、さまざまなジャンルの自己啓発本について客観的に考察されていました。『7つの習慣』や『「原因」と「結果」の法則』など、日本で有名な自己啓発本にも触れられています。

文章も堅苦しい印象はなく、むしろ語り口調で読みやすいでしょう。また巻末では、年表でアメリカと日本のベストセラーが紹介されており、自己啓発本を探すときにも役立つと思いました。

自己啓発本を違った視点で読めるので、自己啓発本が好きな人はぜひ一度チェックしてみてください。

なぜ、自己啓発本を読んでも成功しないのか?

なぜ、自己啓発本を読んでも成功しないのか?
著者長倉顕太
出版社光文社
ページ数208ページ
大きさ縦:15.2cm
横:10.5cm
厚さ:0.8cm
参考価格682円
読書時間の目安約1時間
本のおすすめポイント
  • 自己啓発本の読み方を解説しているのが特徴
  • 読むこと自体を否定するような内容ではない
  • 文庫本サイズで読む時間もそこまでかからない

今の自分の生き方に問題提起をするような自己啓発本

この本は『超一流の二流をめざせ!』を改題、加筆修正した文庫本です。編集者として多くのベストセラー作品を手がけてきた著者が、自己啓発本の読み方を解説しています。

内容については、自己啓発本を読むことを否定するようなものではありませんでした。自分の特性や周りの環境を理解して、きちんとした戦略を打つことの大切さを説明しているのが特徴です。

個人的には、自分の人生を生きるためにどうしたらいいのか、その解決方法の部分が抽象的で薄いように感じました。それこそ著者の意見も成功例のひとつとして参考にしながら、今の自分に必要なことを考えてみるのも良いでしょう。

ただ、今の自分の生き方に問題提起をするような自己啓発本だと思うので、気になる人は読んでみてください。

30代を無駄に生きるな

30代を無駄に生きるな
著者永松 茂久
出版社きずな出版
ページ数264ページ
大きさ縦:18.9cm
横:12.9cm
厚さ:1.5cm
参考価格1,582円
読書時間の目安約1時間
本のおすすめポイント
  • 著者の経験をもとに30代の過ごし方を紹介
  • 出世したい、独立したいと考えている人向けの内容
  • 項目ごとに簡潔にまとめられているので読みやすい

仕事で成功したい30代に向けたアドバイスが紹介されている自己啓発本

『30代を無駄に生きるな』は、実業家である著者の経験をもとに書かれています。30代をよりよく過ごすために、身につけるべきことをまとめた自己啓発本です。

主な内容はビジネスにおける人間関係や考え方についてで、習慣やお金に関するテーマもあります。そのため出世したいと思っている人や、独立を考えている人にとっては参考になるでしょう。

イラストなどはありませんが、本文は項目ごとに簡潔にまとめられているので、読む時間もそこまでかかりません。仕事で成功したい30代の方はチェックしてみても良さそうに思いました。

超訳 アドラーの言葉

超訳 アドラーの言葉
著者岩井俊憲
出版社ディスカヴァー・トゥエンティワン
ページ数240ページ
大きさ縦:14.8cm
横:10.5cm
厚さ:2.5cm
参考価格1,430円
読書時間の目安約50分
本のおすすめポイント
  • アドラーの168の言葉が紹介されている
  • 1ページに1つずつ簡潔にまとめられている
  • それぞれの言葉に引用元も記載されている

アドラーの言葉を現代向けにわかりやすく超訳した名言集

『超訳 アドラーの言葉』は、心理学者であるアドラーの言葉をまとめた名言集で、現代向けにわかりやすく超訳した内容になっています。

この本では全部で168の言葉が紹介されており、テーマごとに分かれているのが特徴です。1ページに1つずつ、簡潔にまとめられているので、日めくりカレンダーのように読み進められます。

またそれぞれの言葉に引用元も記載されているので、気になる内容があれば、より詳しく調べることもできます。文庫本サイズで、持ち運びにも便利でしょう。

アドラーの言葉が、人生の道しるべになるかもしれません。心理学の知識がなくても、自己啓発本として気軽に読めるのでぜひチェックしてみてください。

10歳の君に贈る、心を強くする26の言葉

10歳の君に贈る、心を強くする26の言葉
著者岩村 太郎
出版社えほんの杜
ページ数71ページ
大きさ縦:21cm
横:19cm
厚さ:約1cm
参考価格1,650円
読書時間の目安約15分
本のおすすめポイント
  • 人生の疑問に対するヒントをまとめた本
  • 子ども向けにわかりやすく説明されている
  • 大人が読んでも為になる内容で自己啓発にも

有名な哲学者たちの言葉を学ぶことで考える力を育てる

『10歳の君に贈る、心を強くする26の言葉』は、自分らしさや生きる意味など、人生に関する疑問をまとめているのが特徴です。そして答えのヒントとなるような哲学者の言葉を、子ども向けにわかりやすく説明しています。

内容は見開きになっており、右ページにイラストとQ&A、左ページに解説があります。短い文章で、すべての漢字にふりがなもついているので、10歳くらいなら問題なく読めるでしょう。

個人的には、大人が読んでも為になり、自己啓発にもつながる本だと思いました。ただテーマ自体が難解であることから、子どもにとっては難しいかもしれないので、一緒に読んであげるのもおすすめです。

心を強くするためにも、有名な哲学者たちがどのようなことを考えていたのか、ぜひこの本でチェックしてみてください。

明日の君は、どこにいる? ヘーゲル先生の自己啓発の教室

明日の君は、どこにいる? ヘーゲル先生の自己啓発の教室
著者今野雅方
行方順之介
出版社青春出版社
ページ数384ページ
大きさ縦:18.8cm
横:12.8cm
厚さ:約2.7cm
参考価格2,420円
読書時間の目安約3時間
本のおすすめポイント
  • 対話形式で話が進むので読みやすい
  • さまざまな古典が紹介されているので勉強になる
  • 章ごとに自己啓発に役立つ内容も書かれている

人生に迷ったときの「心の羅針盤」になるような自己啓発本

『明日の君は、どこにいる? ヘーゲル先生の自己啓発の教室』は、近所に住む研究者のヘーゲル先生と、主人公との対話形式になっている自己啓発本です。

ヘーゲル先生は書物を通して、人生に悩んでいる主人公にアドバイスをしてくれます。夏目漱石・福沢諭吉・デカルト・ユングなど、さまざまな古典が紹介されているので、その勉強にもなるでしょう。

それぞれの章には、自己啓発に役立つヘーゲル先生の教えが書かれており、巻末でもまとめられています。個人的には少し抽象的な内容だと感じましたが、古典の読み方が変わるような気づきもあり、もう少し時間をかけて読み直したくなりました。

内容は対話形式で話が進むので読みやすいでしょう。自分との向き合い方や、自分を知るために必要なことを説明している自己啓発本なので、ぜひチェックしてみてください。

読みやすい自己啓発本のランキングを紹介!

自己啓発本のおすすめ
約15分・10歳の君に贈る、心を強くする26の言葉
約30分・チーズはどこへ消えた?
約40分・人は話し方が9割
約50分・超訳 アドラーの言葉
約1時間・なぜ、自己啓発本を読んでも成功しないのか?
・30代を無駄に生きるな
約1.5時間・反応しない練習
約2時間・夢をかなえるゾウ1
・エッセンシャル思考
約2.5時間・アメリカは自己啓発本でできている
約3時間・新版 ずっとやりたかったことを、やりなさい。
・ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣
・嫌われる勇気
・幸せになる勇気
・明日の君は、どこにいる? ヘーゲル先生の自己啓発の教室
約4時間・スタンフォードの自分を変える教室
約5時間・道は開ける
約6時間・人を動かす
・完訳 7つの習慣
約8時間・影響力の武器

ここでは読みやすさに注目して、自己啓発本のおすすめをランキング形式でまとめました。私が実際に読んでみて、かかった時間をもとに評価しています。

比較的読みやすいのは、ストーリー形式になっている自己啓発本で、初心者にもおすすめです。またページ数が多くても、イラストや図解があれば、抵抗も少ないと思います。

あくまでも私の読むスピードが基準なので、読書時間は目安ですが、読みやすさを重視したい人はチェックしてみてください。

もし気になる自己啓発本があれば、Amazonのレビューも合わせて確認しておくことをおすすめします。

迷ったときの自己啓発本のおすすめは?

一生に一度は読みたい自己啓発本は?

たとえば『完訳 7つの習慣』は、人間として成功するために重要なことを7つのポイントに分けて説明している自己啓発本です。実践すると人格を磨くことができる内容になっており、考え方もシンプルなので、一生に一度は読んでみることをおすすめします。

また水野敬也の『夢をかなえるゾウ』シリーズも似たような内容で、夢をかなえるためのアドバイスが書かれています。話のテンポも良く、時々クスッと笑えるような物語になっているので、文章が苦手な人でも読みやすいでしょう。

ロングセラーになっている自己啓発本は?

自己啓発本のなかでもロングセラーで人気があるのは、D・カーネギーの『人を動かす』でしょう。1936年に初版が刊行されてから、世界中で読まれている自己啓発本で、日本でも文庫版・マンガなどがあります。

また同様に、D・カーネギーの『道は開ける』もロングセラーの自己啓発本で、初版は1944年でした。あらゆる悩みに対する対処法がまとめられているので、人生の壁にぶつかったときにはぜひ読んでみてください。

ビジネスにも活かせる自己啓発本は?

ビジネスマンにも多く読まれているのは、ロバート・B・チャルディーニの『影響力の武器 第三版』でしょう。社会の出来事や行動を科学的に解説しているのが特徴で、営業に役立つような心理テクニックも紹介されています。

またグレッグ マキューンの『エッセンシャル思考』は、無駄を捨ててやるべきことに集中することをテーマにしているので、業務の効率化に役立つと思います。仕事が忙しいと感じる人に読んでほしい自己啓発本です。

人間関係で悩んでいる人におすすめの自己啓発本は?

人間関係の悩みがある人には岸見一郎・古賀史健の『嫌われる勇気』をおすすめします。アドラー心理学をもとにした、人との関わり方を学べるのが特徴で、自己啓発本の名著ともいえる一冊です。

また永松 茂久の『人は話し方が9割』では、話すときの考え方やスタンスが紹介されています。仕事でもプライベートでも活用できる内容なので、コミュニケーションのコツを知りたい人にはぴったりでしょう。

自分を変えたい人におすすめの自己啓発本は?

今の自分を変えたい人には、ジェームズ・クリアーの『ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣』がおすすめです。認知科学や行動科学をもとに、良い習慣の身につけ方・悪い習慣の断ち方を紹介しています。

またジュリア・キャメロンの『新版 ずっとやりたかったことを、やりなさい。』では、創造性を回復するためのワークが紹介されていました。新しいアイデアが思い浮かんだり、自分と向き合うきっかけにもなったりするので、ぜひ試してみてください。

おすすめの自己啓発本まとめ

今回は自己啓発本のおすすめを紹介しました。

自己啓発本には、名著と呼ばれるような人気ベストセラーが数多くあります。生き方・考え方など、新しい気づきを得られるのが特徴です。

実際に読んでみると、成功するための方法など参考になると思います。また年代別になっている自己啓発本や、有名人が書いた自己啓発本などもあるので、一度読んでみると良いでしょう。

自己啓発本を探すときには、ぜひここで紹介したおすすめを参考にしてみてください。

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