認知行動療法の本のおすすめを紹介!実際に読んだ感想まとめ

認知行動療法の本のおすすめを紹介

認知行動療法は「認知に働きかけて、心のストレスを軽くしていく治療法」のことです。

2026年6月からは、公認心理師による認知行動療法が保険適用されるようにもなりました。そのため今後、認知行動療法への注目はより高まると予想されます。

そこで今回は「認知行動療法(CBT)」のおすすめ本をまとめてみました。実際に全冊購入して、それぞれの特徴や読んだ感想を紹介しています。

専門家向けの書籍や、初心者でも読みやすい本、自分で練習するためのワークブックも用意しています。自分の気になる本があるか、ぜひ一度チェックしてみてください。

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認知行動療法のおすすめ本

強迫症を克服する 当事者と家族のための認知行動療法

強迫症を克服する 当事者と家族のための認知行動療法
著者矢野宏之
出版社金剛出版
ページ数208ページ
大きさ縦:21cm
横:14.8cm
厚さ:0.7cm
参考価格3,520円
読書時間の目安約2時間
本のおすすめポイント
  • 症状や治療方法について、強迫症治療に熟知した著者がわかりやすく解説
  • 強迫症の4つのタイプが書かれており、自分に合ったケースを見つけられる
  • 曝露に関するQ&Aも数多く掲載されているので、強迫症の理解を深められる

専門知識がない人でも読みやすい強迫症と認知行動療法の本

『強迫症を克服する』は、当事者・家族向けに書かれた強迫症の本です。その症状や治療方法について、強迫症治療に熟知した著者がわかりやすく解説しています。

この本には強迫症の4つのタイプが書かれており、自分に合ったケースを見つけられるのが特徴です。治療方法としては認知行動療法の曝露(曝露反応妨害法)と、行動実験が紹介されています。

文字量はそこまで多くなく、難しい用語も出ていないので、専門知識がない人でも読みやすいでしょう。個人的には「家族の対応」の項目も充実していると感じました(全体の約4分の1)。

また曝露に関するQ&Aも数多く掲載されており、強迫症の理解を深められます。支援職にとっても役立つ内容だと思うので、ぜひ一度チェックしてみてください。

医師・コメディカルのための不眠に対する簡易型認知行動療法実践ガイド

医師・コメディカルのための不眠に対する簡易型認知行動療法実践ガイド
編著岡島 義
出版社金剛出版
ページ数180ページ
大きさ縦:25.7cm
横:18.2cm
厚さ:1cm
参考価格3,300円
読書時間の目安約2時間
本のおすすめポイント
  • CBT-Iの技法の1つである睡眠スケジュール法についてまとめた本
  • さまざまな架空事例を用いて説明されているので具体的にイメージできる
  • CBT-Iの最新知見や、効果を測定するツールの情報なども紹介されている

事例が多く、睡眠スケジュール法の実施手順がわかりやすいガイドブック

『医師・コメディカルのための不眠に対する簡易型認知行動療法実践ガイド』は、不眠症に対する認知行動療法(CBT-I)の技法の1つである睡眠スケジュール法についてまとめた本です。

さまざまな架空事例を用いて説明しているのが特徴で、患者とのやり取りや介入経過など、ケースごとに詳しく書かれています。事例の数も多いので具体的にイメージできるでしょう。

また実施の手順や、その際に生じる疑問なども丁寧に書かれており、非常にわかりやすいのが特徴です。読みながら、自分で睡眠スケジュール法を試すこともできると思いました。

本の後半ではCBT-Iの最新知見や、効果を測定するツールの情報も紹介されています。そのため、現場で活用したい人向けのガイドブックとしてもおすすめです。

こころが晴れるノート うつと不安の認知療法自習帳

こころが晴れるノート うつと不安の認知療法自習帳
監修大野 裕
出版社創元社
ページ数125ページ
大きさ縦:21cm
横:約14.8cm
厚さ:約2cm
参考価格1,320円
読書時間の目安約1時間
本のおすすめポイント
  • 一般の人向けにわかりやすく解説した本で、図表やイラストが豊富
  • 内容は6つのモジュールに分かれており、自分に合った方法で進められる
  • 書き方の具体例も紹介されているのでのようにやれば良いのかをイメージしやすい

認知行動療法のスキルを練習できるように工夫されたセルフワークブック

『こころが晴れるノート うつと不安の認知療法自習帳』は、自分で認知行動療法のスキルを練習できるワークブックです。一般の人向けにわかりやすく解説されています。

内容は6つのモジュールに分かれており、ステップを踏んで取り組むことができます。気になる項目から始めることもできるので、自分に合った方法で進めると良いでしょう。

また本の中には、直接書き込めるページも用意されていました。書き方の具体例も紹介されており、どのようにやれば良いのかをイメージしやすいと思います。

図表やイラストも豊富で読みやすく、自分らしく幸せに生きていくための考え方・実践方法を手軽に学べるので、ぜひ一度チェックしてみてください。

体験的CBT

体験的CBT
著者J.ベネット-レヴィ
R.スウェイツ
B.ハールホフ
H.ペリー
監訳佐々木 淳
出版社岩崎学術出版社
ページ数256ページ
大きさ縦:25.7cm
横:18.2cm
厚さ:1.3cm
参考価格4,180円
読書時間の目安約3.5時間
本のおすすめポイント
  • セラピストが自分自身にCBTを使用し、その体験を内省するためのワークブック
  • 記入するようなエクササイズの前後では、セラピストの事例も紹介されている
  • 各モジュールの最後には、気づきと内省のための質問も用意されている

CBTの理解が深まり、専門家としても個人としても成長できる

『体験的CBT』は、セラピストが自分自身にCBTを使用し、その体験を内省するためのワークブックです。「実践から内省への自己プログラム(SP/SR)」の取り組み方がまとめられています。

内容としては、12のモジュールでCBTの技法を順々に体験できる構成です。実際に記入するエクササイズの前後では、セラピストの事例も紹介されており、自分が書くときの参考になります。

また各モジュールの最後には、気づきと内省のための質問も用意されていました。どのような視点で考えればいいのかがわかるので、自分で振り返るときに役立つでしょう。

CBTの理解が深まり、専門家としても個人としても成長できる一冊だと思います。若手からベテランまで活用できるようになっているので、ぜひ試してみてください。

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岩崎学術出版社

認知行動療法の本を読んでみた感想

認知行動療法はうつ・不安症などを治療するためのものだと思っていましたが、本を読んでみると、心のストレス軽くするための方法として、日常的に活用できそうだと感じます。

また物事の見方・考え方が変わることで、個人の成長につながったり、自分らしく生きるヒントが見つかったりする可能性もあるので、自身に使ってみるのも良さそうです。

認知行動療法の本を探すときには、ぜひここで紹介したおすすめを参考にしてみてください。

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