今回は「優しさ」をテーマにした本をまとめてみました。実際に全冊購入して、それぞれの特徴や読んだ感想を紹介しています。
優しさに関する本を読むことで、人の優しさについて考えるきっかけになるかもしれません。自分の気になる本があるか、ぜひ一度チェックしてみてください。
優しさをテーマにした本のおすすめ
自分にやさしくする生き方

| 著者 | 伊藤 絵美 |
| 出版社 | 筑摩書房 |
| ページ数 | 240ページ |
| 大きさ | 縦:17.3cm 横:10.6cm 厚さ:1.2cm |
| 参考価格 | 990円 |
| 読書時間の目安 | 約1.5時間 |
- 心理学にもとづいたやさしさの技術を解説
- 三部構成の内容もわかりやすくて実践しやすい
- 心の支えになるものの具体例も参考になる
自分にやさしくするスキルを学ぶことで自分自身を大切にできる
『自分にやさしくする生き方』は、ストレス心理学・認知行動療法・スキーマ療法・セルフコンパッションをもとに、自分にやさしくするスキルがまとめられている本です。
内容は三部構成になっており、自分を観察するところから具体的な実践方法まで、順番に書かれています。やり方もわかりやすく、流れに沿って読むことで、自分自身を大切にする技術が身につくでしょう。
また自分の心の支えになるもの(サポート資源)の例が、さまざま紹介されているので参考になります。個人的には、ChatGPTを使った方法が興味深いと思いました。
パートごとには参考文献が紹介されているので、自分の段階にあった本を見つけることもできます。自分にやさしくする方法を学べるので、ぜひ一度読んでみてください。
やさしいがつづかない

| 著者 | 稲垣 諭 |
| 出版社 | サンマーク出版 |
| ページ数 | 240ページ |
| 大きさ | 縦:18.8cm 横:12.8cm 厚さ:2.5cm |
| 参考価格 | 1,650円 |
| 読書時間の目安 | 約1.5時間 |
- 哲学研究者である著者が、やさしいをつづけることが難しい理由を解説
- 「コントロール権」と「責任」をもとに、やさしいを定義しているのが特徴
- やさしくなれなくて自分を責めたり、落ち込んだりする必要がないと思える
「やさしいとは何か」を深く考えることができる一冊
『やさしいがつづかない』は、哲学や倫理学の歴史から、やさしいをつづけることが難しい理由についてまとめた本です。哲学研究者である著者が解説しています。
この本では「コントロール権」と「責任」をもとに、やさしいを定義しているのが特徴です。そのうえでやさしいがつづかないのは性格ではなく、支配欲の問題だと説明していました。
読んでみると、状況によってやさしくなれたり、なれなかったりするのが腑に落ちます。またやさしいがつづかないのは当然だとしたら、自分を責める必要もないと思えるでしょう。
そのため、やさしくなれないことで落ち込んでしまう人は、ぜひ読んでみてください。「やさしいとは何か」を深く考えることができる一冊です。
自分を思いやるレッスン

| 著者 | 岸本早苗 |
| 出版社 | 大和書房 |
| ページ数 | 352ページ |
| 大きさ | 縦:18.8cm 横:13cm 厚さ:2.1cm |
| 参考価格 | 1,980円 |
| 読書時間の目安 | 約2時間 |
- 自分自身への思いやりを意味する「セルフ・コンパッション」について解説
- 全部で8つのセッションに分かれており、段階的に進められるようになっている
- 丁寧に説明されているので、初心者でもわかりやすく実践しやすい
セルフコンパッションを学ぶことで、優しさを持って自分自身を扱う
『自分を思いやるレッスン』では、自分自身への思いやりを意味する「セルフ・コンパッション」のトレーニング方法についてまとめた本です。
内容はマインドフルネスを土台に、自分を思いやる力を耕していく「マインドフル・セルフ・コンパッション」のプログラムに基づいています。全部で8つのセッションに分かれていました。
段階的に進められるようになっており、考え方を整理しながら読めるでしょう。ページ数は多めですが、丁寧に説明されているので、初心者でもわかりやすいと思います。
セルフ・コンパッションを学べば、優しさを持って自分自身を扱えるようになります。ハーバード大学の医療現場や世界各国でも実践されている方法なので、ぜひチェックしてみてください。
利他はこうして伝染する

| 著者 | クリス・アンダーソン |
| 訳 | 北村陽子 |
| 出版社 | 英治出版 |
| ページ数 | 328ページ |
| 大きさ | 縦:18.8cm 横:12.8cm 厚さ:2.2cm |
| 参考価格 | 2,420円 |
| 読書時間の目安 | 約3時間 |
- 利他を広げることについて非営利団体の代表が解説
- 利他の広がりに関する実験やさまざまな事例を紹介
- 寄付する以外にもさまざまな手段があることに気づく
人に優しくする勇気をもらえるような、利他の可能性を感じられる本
『利他はこうして伝染する』は、利他を広げることをテーマにした本です。非営利団体「TED」の代表が、一般の私たちに何ができるのかを解説しています。
内容は3部構成になっており、利他の広がりに関する実験や事例を紹介していました。具体的な方法も書かれているので、寄付する以外にもさまざまな手段があることに気づくでしょう。
世界中で注目された活動のきっかけが、小さな善意だったことを知ると、利他の可能性を感じられます。インターネットをより健全で、優しい空間にすることもできそうだと思いました。
困っている誰かを救いたい人にとって、勇気をもらえるような一冊です。
やさしいままで強くなる

| 著者 | 斎藤 一人 |
| 出版社 | サンマーク出版 |
| ページ数 | 216ページ |
| 大きさ | 縦:18.8cm 横:12.8cm 厚さ:3cm |
| 参考価格 | 1,760円 |
| 読書時間の目安 | 約1時間 |
- 人生を豊かにし、幸せになるためにはどうしたらいいかをまとめた本
- 人間関係における「強さ」と「やさしさ」のバランスについて解説
- 著者自身が実践している、自分も人も傷つけない生き方が参考になる
強くてやさしい人になるための考え方を学べる一冊
『やさしいままで強くなる』は、人生を豊かにし、幸せになるためにはどうしたらいいかをまとめた本です。
内容は、人間関係における「強さ」と「やさしさ」のバランスについて解説しています。相手を尊重しながらも、自分を大事にすることを「威張っちゃいけない、なめられちゃいけない」と表現しているのが印象的です。
また著者自身が実践している、自分も人も傷つけない生き方も参考になります。個人的には自己犠牲のやさしさに関する説明がとても興味深く、視野を広げることの必要性を感じました。
人付き合いがうまくいかない人や、生きづらさを感じる人にとって、ヒントを得られるような本だと思います。語り口調で読みやすく、強くてやさしい人になるための考え方を学べるので、ぜひチェックしてみてください。
なぜか上手くいく「優しい人」の科学

| 著者 | 和田秀樹 |
| 出版社 | クロスメディア・パブリッシング |
| ページ数 | 208ページ |
| 大きさ | 縦:18.8cm 横:13cm 厚さ:1.6cm |
| 参考価格 | 1,540円 |
| 読書時間の目安 | 約50分 |
- 毎日を明るい気持ちで、機嫌よく、前向きに過ごすためのヒントをまとめた本
- 心に余裕を持つための考え方や、優しい人になるための行動習慣を紹介
- 段落が細かく分かれており、章ごとにまとめもあるので読みやすい
人に優しくできない、優しくすると自分が損をすると考えてしまう人にも
『なぜか上手くいく「優しい人」の科学』は、毎日を明るい気持ちで、機嫌よく、前向きに過ごすためのヒントをまとめた本です。精神科医である著者が、優しさをテーマに解説しています。
この本では、人にも自分にも優しくするマインドが大切だとしています。そのうえで、心に余裕を持つための考え方や、優しい人になるための行動習慣を紹介していました。
言葉遣いが丁寧で、内容もわかりやすいでしょう。また段落が細かく分かれており、章ごとにまとめもあるので、読書の習慣がない人でも読みやすいと思います。
優しい人について考えるきっかけにもなるので、ぜひチェックしてみてください。人に優しくできない、優しくすると自分が損をすると考えてしまう人にもおすすめです。
優しさに関する本を読んでみた感想
「優しさ」に関する本を読むと、相手だけでなく、自分自身にも優しくすることの大切さを学べます。どちらかに偏ってしまったとき、その優しさは「自分勝手」にも「自己犠牲」にもなるわけです。
この考え方は、心理学の「セルフ・コンパッション」に近いと思います。セルフケアにもつながるので、興味がある人はチェックしてみると良いでしょう。
優しさをテーマにした本を探すときには、ぜひここで紹介したおすすめを参考にしてみてください。






