タイム・アウト法とは?意味や具体例、時間の目安などをわかりやすく解説

タイム・アウト法とは

タイム・アウト法とは、「好子(強化子)を取り除くことで、問題行動の消去を目指す方法」のことです。即効性はありますが、反対意見も多く見られます。

そこで今回は、タイム・アウト法についてわかりやすくまとめてみました。心理学の意味や、具体例なども簡単に紹介しています。

またタイムアウトの目安時間や、メリットとデメリットにも触れているので、ぜひ参考にしてみてください。

目次-クリックで該当箇所に移動-

タイム・アウト法とは?意味をわかりやすく解説

そもそもタイム・アウト法とは、行動療法のひとつです。「好子(強化子)を取り除くことで、問題行動の消去を目指す方法」を意味します。

タイム・アウト法には、別室に移動させる「隔離型タイムアウト」と、その場所に留まらせる「非隔離型タイムアウト」があります。

【タイム・アウト法とは】
好子(強化子)を取り除くことで、問題行動の消去を目指す方法。好子消失の弱化(負の罰)の手続きを行う。

タイムアウトの手続きは、心理学用語で説明すると「好子消失の弱化(負の罰)」にあたります。即効性があり、行動も急激に減少するのが特徴です。

子どもの問題行動を弱化させたい場合、タイムアウトは有効な方法のひとつです。しかし、使用することに反対する人も多くいます。

タイム・アウト法の具体例を簡単に説明

たとえば「テレビを見ながら大声を上げる」という子どもの問題行動に対して、タイム・アウト法を用いるとします。具体的には、テレビを消す・チャンネルを変えるなどです。

子どもはタイムアウトによって、「テレビが見れる」という好子を取り除かれます。これを繰り返せば、テレビを見る様子も落ち着くようになるでしょう。

もし「親からの注意(注目)」が好子になっている場合は、別室に移動させるなども効果的です。タイムアウトの時間が終わったあとは、元の状態に戻してあげてください。

時間の決め方は?タイムアウトの目安

タイム・アウト法では、好子を取り除く時間が長すぎると、効果を期待できないので注意が必要です。たとえば授業中に騒ぐ子どもを、別室に連れて行くとしましょう。

もしタイムアウトの時間が30分だとすると、その子は部屋で寝てしまうかもしれません。または走り回ったり、物を壊したりなど、別の問題行動を起こす可能性もあります。

そのため基本的に、タイムアウトの時間は短く設定します。決め方はケースによって異なりますが、2〜3分程度を目安にすると良いでしょう。

タイム・アウト法のメリットとデメリット

タイム・アウト法は即効性があるので、子どもの問題行動を弱化させる方法としては有効だと言われています。しかし、反対する人が多いのも事実です。

たとえばタイムアウトをすることで、攻撃的な行動をとる可能性があります。逆に、子どもの気力を奪ってしまう可能性も考えられるでしょう。

またタイムアウトによる嫌悪刺激が弱いと、問題行動を悪化させてしまうかもしれません。特に行動療法として用いる場合は、専門家と相談したうえで実施してください。

タイム・アウト法の意味、具体例、時間の目安まとめ

今回はタイム・アウト法について、わかりやすくまとめてみました。

タイム・アウト法の意味は、以下のとおりです。行動療法のひとつで、2〜3分程度が目安の時間になります。

【タイム・アウト法とは】
好子(強化子)を取り除くことで、問題行動の消去を目指す方法。好子消失の弱化(負の罰)の手続きを行う。

即効性があるので、子どもの問題行動を弱化させたい場合、タイムアウトは有効な方法のひとつです。しかし反対意見もあり、デメリットもあるので注意が必要でしょう。

タイム・アウト法について、理解を深めるためにも、ぜひここで紹介した内容を参考にしてみてください。

タイム・アウト法の参考書籍

タイム・アウト法に関する書籍として、「行動分析学入門」などがあります。

この本では、行動学習の仕組みが、具体例と一緒にわかりやすくまとめられています。その中に、タイム・アウト法を用いた方法も解説されていました。

教科書のようにサイズは大きく、ページ数も多いので、しっかり勉強したい人向けです。気になる人は、ぜひ一度チェックしてみてください。

※参考書籍や参考文献をもとに、筆者の見解を踏まえて内容をまとめております。

※文章や画像を引用していただいても構いません。その際にはサイト名を明記のうえ、当サイトへ飛べるようにURLの設置をお願いいたします。

目次-クリックで該当箇所に移動-