ストレスで起こる体の異変・症状は、人によってさまざまです。体調を悪くするイメージはあっても、具体的にストレスが溜まるとどうなるのか、わからないことも多いでしょう。
そこで今回は、ストレスが溜まると起こる症状・病気の例をまとめてみました。また体の異変が現れたときの対処法についても、一緒に紹介しています。
「ストレスが溜まるとどうなるのか」を知っておくと、体調を崩す前にしっかり対処できます。特に現在ストレスを抱えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
ストレスが溜まるとどうなる?わかりやすく解説!
ストレスが溜まるとどうなるかを説明する前に、まずはストレスの仕組みを確認しておきましょう。そもそも人間はストレスを感じると、体内に大きく2つの変化が起こります。
ひとつは「副腎皮質からコルチゾールが分泌される」という変化です。コルチゾールが大量に分泌されると、交感神経が活性化して、血圧も高くなります。
もうひとつは「セロトニンの分泌量が減少する」という変化です。セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれており、分泌量が少なくなると、働きが制限されてしまいます。
つまりストレスが溜まっている状態とは、このような変化が継続して起きているということです。そのためストレスが溜まると、さまざまな症状が見られるようになります。
ストレスが溜まると起こる症状・体の異変
多くの人に見られるのが、頭痛・肩こり・腹痛などの症状です。ほかにも耳鳴り・めまい・息苦しさなどを感じる人がいます。
このような症状は痛みを伴うため、日常生活に支障をきたす場合もあるでしょう。もし慢性的に続いたり、症状がひどいときには、一度病院へ行くことをおすすめします。
【ストレスが溜まると起こる症状】
・頭痛
・肩こり
・腹痛
・腰痛
・耳鳴り
・めまい
・便秘
・下痢
・動悸
・高血圧
・蕁麻疹など
また痛みがなくても、精神的な変化として現れるケースがあります。具体的にはやる気がなくなる・突然泣く・イライラしやすいなどです。
そして人によっては、夜眠れなくなったり、タバコやアルコールの量が増えたりもします。このような行動も、ストレスで起こる体の異変だと考えられます。
【ストレスで起こる体の異変】
・何かと不安になる
・無気力状態
・抑うつ状態
・気分が不安定
・イライラする
・すぐ怒る
・涙が出る、突然泣く
・集中力が続かない
・ミスが多くなる
・すぐ疲れる
・夜眠れない
・アルコール依存
・タバコの量が増える
・過食や拒食など
ストレスからくる病気について
ストレスが溜まったままの状態が続くと、病気になってしまうこともあります。たとえば急性胃腸炎や、突発性難聴などです。
またストレスで血圧が高くなり、脳や血管の病気になる可能性も考えられます。ほかにも自律神経失調症・うつ病など、精神的な病気を引き起こしてしまう人もいるでしょう。
このようなストレスからくる病気は、時間をかけて治す必要があります。そのため、ストレスで起こる体の異変・症状に、早く気づくことが重要です。
体の異変・症状が見られたときの対処法
もしストレスが溜まっていると感じる場合、まずストレスの発散・解消を心がけましょう。休息はもちろん、身近な人に相談したり、軽い運動をしたりするのもおすすめです。
またストレスの原因と向き合い、根本からの改善を試みることも重要になります。ただし気持ちに余裕がないと、辛く感じる可能性があるので、無理しないようにしてください。
ストレスで起こる体の異変・症状が見られる場合、あなたが思っている以上に、ストレスが溜まっているケースもあります。ぜひこの機会に、自分の生活を見直してみましょう。
ストレス溜まると起こる症状・病気・体の異変まとめ
今回は「ストレスが溜まるとどうなるのか」について、わかりやすくまとめてみました。
ストレスが溜まっているときには、さまざまな体の異変が見られるようになります。またストレスで起こる症状や、ストレスからくる病気もあるので注意が必要です。
特にストレスが溜まっているときには、自分に合うストレス発散・解消方法を探してみるとよいでしょう。体調を崩さないためにも、ぜひここで紹介した内容を参考にしてみてください。
ストレスに関する参考書籍・参考文献
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