うつ病の本おすすめ6選!ベストセラー・家族向け・うつ病の時に読む本も

うつ病の本のおすすめ

うつ病の本には、著者のリアルな体験談や、専門家のアドバイスなどがまとめられています。しかしベストセラーをはじめ、数多くのうつ病本があるので、選ぶときに迷ってしまうでしょう。

そこで今回は、実際にうつを経験した人・うつの家族の人に話を聞いて、うつ病の本のおすすめを選んでみました。心理カウンセラーが全冊購入して、それぞれの特徴を解説しています。

また実際に読んだ感想も紹介しています。うつ病の時に読む本だけでなく、家族向けのうつ病本もあるので、ぜひここで紹介するおすすめを参考にしてみてください。

目次-クリックで該当箇所に移動-

うつ病本のおすすめの選び方

うつ病の本の著者をチェックする

うつ病の本を選ぶときには、まず著者の情報を確認すると良いでしょう。

たとえば著者がうつ病の経験者なら、きっかけから寛解まで、リアルな体験談が紹介されています。「同じ悩みをもつ人がいる」と共感できれば、少し気持ちが楽になるかもしれません。

また「うつ病のときにやって良かった方法」なども書かれています。すべての人に当てはまるとは限りませんが、経験者が実践したことは参考になるはずです。

もしうつ病に対する正しい知識を手に入れたい場合は、医者やカウンセラーなど、専門家が著者の本もおすすめします。

イラスト多め・マンガ形式なら読みやすい

うつ病の場合、本が読めない(文字が無理)という人もいます。そのため文字数が多いうつ病の本だと、最後まで読み切れず、自己嫌悪に陥ってしまうかもしれません。

その人の状態にもよりますが、マンガ形式になっているもの、イラストが多いものなら読みやすいと思います。「これなら読めそう」と感じる本があれば、ぜひチェックしてみてください。

ちなみにAmazonなら、試し読みができる場合もあります。口コミで高評価のうつ病本や、ベストセラーのうつ病本は、一度確認してみると良いでしょう。

家族向けのうつ病の本もおすすめ

身近な人がうつ病になってしまい、本を探している人もいると思います。そんなときは、家族向けのうつ病本も検討してみてください。

家族向けのうつ病本では、家族としての接し方・心構え・注意点などが紹介されています。回復までの期間や、社会復帰のタイミングなど、気になることも解説されているでしょう。

ちなみにうつ病に関する内容でなくても、自身のセルフケアに役立つ本があれば、読んでみることをおすすめします。

うつ病の治療で、最も避けたいのが、「うつ病の人を支える家族が倒れてしまうこと」です。そのためセルフケアの方法を学べば、共倒れを防ぐことができます。

おすすめのうつ病の本を紹介

ツレがうつになりまして。

ツレがうつになりまして。
著者細川貂々
出版社幻冬舎
ページ数134ページ
大きさ縦:約21cm
横:約15cm
厚さ:約1cm
参考価格1,210円
読書時間の目安約30分
本のおすすめポイント
  • リアルな闘病生活が共感できる
  • ほのぼのしたイラストで読みやすい
  • 口コミでも高評価で続編もある

「ツレうつ」の名前で有名なうつ病のベストセラー本

『ツレがうつになりまして。』は、ベストセラーにもなったうつ病の本です。著者の旦那さんがうつ病になったときの、リアルな闘病生活が描かれています。

うつ病の症状・できないこと・具体的な経過など、わかりやすく紹介されているのが特徴です。内容はマンガ形式で、イラストもほのぼのしているので読みやすいと思います。

そのためうつ病の人はもちろん、身近な人がうつ病になった場合にもおすすめできる本です。どんなことができるのか、どのように接したらいいのか、参考になるでしょう。

ちなみにツレうつは、続編も出ています。Amazonの口コミでも、高評価のうつ病本なので、ぜひ一度チェックしてみてください。

うつヌケ -うつトンネルを抜けた人たち-

うつヌケ -うつトンネルを抜けた人たち-
著者田中圭一
出版社KADOKAWA
ページ数176ページ
大きさ縦:約21cm
横:約15cm
厚さ:約1.7cm
参考価格1,100円
読書時間の目安約30分
本のおすすめポイント
  • 手塚治虫の画風で描かれたマンガ
  • 全17人のうつ病体験談を紹介
  • うつ病ならではの表現が印象的

さまざまな人のうつ病体験談をまとめた一冊

『うつヌケ』では、うつのトンネルを抜けた人の体験談が、マンガ形式でまとめられています。著者は漫画家としても人気の田中圭一さんです。

紹介されているのは全17人で、田中圭一さんをはじめ、元教師・ロックミュージシャン・小説家などさまざまでした。きっかけや症状など、みんな違うことがわかります。

また手塚治虫そっくりの画風で、「脳が濁った寒天に包まれている」「体も心も脳内も灰色」など、独特な表現も印象的な一冊です。

うつ病を抜ける転機となったエピソードも、それぞれ解説されているので、共感できる内容もあると思います。

今の私になるまで -うつと向き合った1年間の記録-

今の私になるまで -うつと向き合った1年間の記録-
著者usao
出版社大和書房
ページ数176ページ
大きさ縦:約19cm
横:約13cm
厚さ:約1.5cm
参考価格1,430円
読書時間の目安約20分
本のおすすめポイント
  • 小学校教師のうつ病の記録を紹介
  • やさしい手書きのマンガが印象的
  • パートナーの支え方が参考になる

うつ病のリアルがイラストからも伝わってくる本

『今のわたしになるまで』は、小学校教師のusaoさんが、うつ病になった1年間を記録した本です。休職・退職から現在までの様子が、やさしい手書きのマンガでまとめられています。

個人的には、その日によって描き方に違いがあるのが印象的でした。なかには「この日はこれ以上描けず」というページもあり、うつ病のリアルが伝わってきます。

また旦那さんであるK氏の言葉・考え方も、参考になると思います。そのため、「うつ病の人を支えるときに気をつけること」を知りたい場合にもおすすめの本です。

うつを治す努力をしてきたので、効果と難易度でマッピングしてみた

うつを治す努力をしてきたので、効果と難易度でマッピングしてみた
著者ほっしー
解説和田秀樹
出版社ディスカヴァー・トゥエンティワン
ページ数319ページ
大きさ縦:約19cm
横:約13cm
厚さ:約1.5cm
参考価格1,650円
読書時間の目安約2時間
本のおすすめポイント
  • 実践した33個の方法を紹介
  • 効果と難易度がわかりやすい
  • あとがきで精神科医の解説も

「うつマッピング」が見やすくてわかりやすい

この本は、効果と難易度が一目でわかる「うつマッピング」で話題になりました。著者のほっしーさんが、うつになったときに実践した方法がまとめられています。

お手軽で効果の良かった方法や、難しくて効果が低かった方法など、全部で33個も紹介されていました。精神科医の先生も、あとがきで高く評価しています。

内容も押し付けるわけではなく、「自分に合いそうな方法があれば試してみて」というスタンスなので、非常に読みやすいと思いました。

うつ病を克服するために、何をしたら良いのかわからないという人には、特におすすめの一冊です。

うつ消しごはん

うつ消しごはん
著者藤川徳美
出版社方丈社
ページ数184ページ
大きさ縦:約18.8cm
横:約13cm
厚さ:約1.6cm
参考価格1,430円
読書時間の目安約1.5時間
本のおすすめポイント
  • 栄養療法の視点からうつ病を解説
  • 食事で何を意識したら良いのかわかる
  • うつ病の人でも実践しやすい内容

食事でうつ病が良くなった事例を解説

『うつ消しごはん』は、栄養療法の視点からうつ病を解説している本です。精神科医の先生が著者で、タンパク質・鉄など、必要な栄養素がまとめられています。

読んでみると、食事で何を増やして、何を減らせばいいのかわかりやすいと思いました。サプリメントは写真付きで、プロテインもコスパの良いものが紹介されています。

うつで動けなくても、食事を意識する方法なら、実践しやすいかもしれません。具体的なレシピなどは書かれていませんが、普通のうつ病本とは違う内容で、興味深いと思いました。

家族が「うつ」になって、不安なときに読む本

家族が「うつ」になって、不安なときに読む本
著者下園壮太
前田理香
出版社日本実業出版社
ページ数254ページ
大きさ縦:約18.8cm
横:約13.3cm
厚さ:約1.7cm
参考価格1,760円
読書時間の目安約2時間
本のおすすめポイント
  • うつ・クライシスの専門家が著者
  • 家族が気になる内容をわかりやすく解説
  • 自分自身をケアすることの大切さも紹介

内容が読みやすい家族向けのうつ病の本

この本では、専門用語が使われておらず、初心者でも理解しやすい言葉で解説されています。うつ・クライシス専門のカウンセラーが著者の本です。

内容自体も、難しいことは書かれていないと思いました。家族が気になりがちな「回復までの期間」「接し方」なども、わかりやすく紹介されています。

また自分自身をケアすることの大切さについて、書かれているのも良いなと思いました。適度にイラストもあり、スラスラと読めるので、家族におすすめのうつ病本です。

うつ病の本のおすすめまとめ

今回は、うつ病の本のおすすめをまとめてみました。

うつ病の本には、著者のリアルな体験談や、専門家のアドバイスなどが書かれています。調べてみると、うつ病の時に読む本・家族向けの本などさまざまありました。

うつの症状は人それぞれで、人気のベストセラー本がおすすめとは限りません。自分が読めると思うもの、自分にあっていると思うものを選ぶことが大切です。

うつ病の本を探すときには、ぜひここで紹介したおすすめを参考にしてみてください。

目次-クリックで該当箇所に移動-