鋭敏化(えいびんか)とは、「同じ刺激を繰り返し経験することで、その刺激に対する反応が大きくなること」を意味します。具体例と一緒に確認すると、理解しやすいでしょう。
そこで今回は、鋭敏化についてわかりやすくまとめました!心理学における意味・日常生活で見られる具体例も、簡単に紹介しています。
また鋭敏化の特性にも触れているので、ぜひ参考にしてみてください。
鋭敏化とは?意味や読み方をわかりやすく解説
そもそも鋭敏化とは「同じ刺激を繰り返し経験することで、その刺激に対する反応が大きくなること」を意味する心理学用語です。読み方は「えいびんか」で、学習の一種とされています。
【鋭敏化(えいびんか)とは】
同じ刺激を繰り返し経験することで、その刺激に対する反応が大きくなること。
鋭敏化が生じるのは、基本的に強い刺激を受けたときで、初めて経験する段階・慣れていない段階でもよく見られます。一方で、刺激が弱ければあまり見られません。
ちなみに同じ刺激でなくても、似たような刺激を受けることで、反応が誘発されることもあります。
日常でも見られる鋭敏化の具体例
鋭敏化の具体的な例は、日常生活でもよく見られます。1番わかりやすいのは、恐怖に対する反応でしょう。
たとえば大地震を経験したあとは、ちょっとした余震にも敏感になります。その震度が小さくて、安全な場所にいても、ひどく恐怖を感じるはずです。
また地震警報の音を聞くと、怖くなるとします。この場合、消防車・救急車のサイレンなどを聞いても、地震警報を聞いたときと同じ恐怖反応が出るかもしれません。
ほかにも光・においなど、さまざまなものに対して鋭敏化は生じます。
鋭敏化と馴化について簡単に説明
鋭敏化とは「同じ刺激を繰り返し経験することで、その刺激に対する反応が大きくなること」を意味します。一方で、刺激に慣れて反応が小さくなるのが馴化(じゅんか)です。
一般的に、提示される刺激が強いと鋭敏化が生じます。それに対して、刺激が弱いと馴化が生じるので、あわせて覚えておくと良いでしょう。
どちらも学習の一種ですが、特性の違いもあるので、一度確認しておくことをお勧めします。別の記事でもまとめているので、気になる人はチェックしてみてください。
心理学における鋭敏化の意味・読み方・具体例まとめ
今回は心理学の鋭敏化について、わかりやすくまとめてみました。
鋭敏化の意味は、以下のとおりです。読み方は「えいびんか」で、強い刺激を受けたときや、初めて経験する段階・慣れていない段階に生じます。
【鋭敏化(えいびんか)とは】
同じ刺激を繰り返し経験することで、その刺激に対する反応が大きくなること。
また同じ刺激でなくても、似たような刺激を受けることで、反応が誘発される場合があります。そのため、鋭敏化の具体例を一緒に確認しておくのが良いでしょう。
鋭敏化について理解を深めるためにも、ぜひここで紹介した内容を参考にしてみてください。
鋭敏化の参考文献
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