ACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)本のおすすめ3選!

ACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)本のおすすめ

ACT(アクト)とは「アクセプタンス&コミットメント・セラピー」の略で、新しい心理療法としても注目されています。

ただACTの本を探してみると、内容が専門的で難しいものや、セラピスト向けになっているものもあります。そのため、自分に合ったACT本を選ぶのは大変でしょう。

そこで今回は、おすすめのACT本についてまとめてみました。実際に全冊購入して、それぞれの特徴や実際に読んだ感想をコメントしています。

理論がわかりやすく説明されている書籍や、イラスト付きで初心者向けの入門書など、ACT本を探すときには、ぜひここで紹介するおすすめを参考にしてみてください。

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ACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)本の選び方

6つの基本原則についてしっかり書かれているACT本を選ぶ

そもそもACTには6つの基本原則があり、この部分を理解することがとても重要になります。そのため自分にとって「6つの項目の説明がわかりやすい」と思えるようなACT本を見つけることがポイントです。

もし選ぶのに悩んでしまったら、著者を基準に候補を絞るのも良いでしょう。ACT提唱者のスティーブン・C・ヘイズ氏や、ACTのパートナーとして有名なラス・ハリス氏の書籍なら、6つの基本原則について丁寧にまとめられていると思います。

またマインドフルネスや認知行動療法との違いや、ACTの注意点なども書かれていると、より理解を深められます。いざACTを実践する際にも役立つと思うので、ぜひそちらもチェックしてみてください。

初めての人にはイラスト付きで初心者向けのACT本もおすすめ

実際にACT本を探してみると、専門用語で説明されているものがほとんどです。またセラピスト向けの内容になっているものも多く、人によっては読みづらいと感じるかもしれません。

なのでACTが初めてという場合は、イラスト付きで解説されているACT本をおすすめします。ACTの考え方を視覚的に学ぶことができ、難しさも緩和されるでしょう。

また実践方法も具体的にイメージしやすくなるので、心理学の知識がない初心者でもわかりやすいと思います。それで興味が出てきた場合に、理論がしっかり書かれたACT本も読めばOKです。

口コミやレビューが多い場合は内容をチェックしておくと安心

ACT本を探すときには、口コミやレビューを確認しておくことも大切です。自分のレベルに合わない内容や、試しにやってみたいと思えない内容だと、購入しても途中で挫折してしまうでしょう。

特に人気のあるACT本なら、口コミやレビューもたくさんあります。イラストが多いのか・読みやすいのか・実践しやすいのかなど、読者の評価は参考になると思います。

ちなみにACT本によっては、導入部分の試し読みができるので、目次まで読んでみて、自分に合いそうかを確認するのもおすすめです。

ACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)本のおすすめを紹介

ACT 不安・ストレスとうまくやる メンタルエクササイズ

ACT 不安・ストレスとうまくやる メンタルエクササイズ
著者武藤崇
出版社主婦の友社
ページ数208ページ
大きさ縦:21cm
横:14.8cm
厚さ:1.4cm
参考価格1,870円
読書時間の目安約40分
本のおすすめポイント
  • 自分でACTを実践できるように簡潔に解説
  • エクササイズのやり方もイラスト付きで説明
  • 6つの基本原則もわかりやすくまとめられている

イラストが多めで初心者にもおすすめできるACT本

『ACT 不安・ストレスとうまくやる メンタルエクササイズ』は、ACT Japanの初代理事長で、同志社大学の武藤崇教授が執筆しています。自分一人でもACTが実践できるように、簡潔に解説しているのが特徴です。

全体的にイラストが多めになっており、文字が苦手な人でも読みやすい内容になっています。エクササイズのやり方も図で説明されており、イメージしやすいと思いました。

またACTにおける6つの基本原則についても、ポイントがわかりやすくまとめられています。初心者がACTを学ぶ場面ではもちろん、他人にACTを説明したい際にも役立つような一冊です。

よくわかるACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)

よくわかるACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)
著者ラス・ハリス
監訳武藤崇
武藤崇
岩渕デボラ
本多篤
寺田久美子
川島寛子
出版社星和書店
ページ数464ページ
大きさ縦:21cm
横:14.8cm
厚さ:2cm
参考価格3,190円
読書時間の目安約5時間
本のおすすめポイント
  • ACTのトレーナーとして実績のある著者が解説
  • 基本的な考え方や実践方法もわかりやすい
  • 臨床場面で取り入れやすいような説明も

ACTの理論が丁寧に書かれている入門書

『よくわかるACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)』は、ACTのことが丁寧にまとめられた入門書で、基本的な理論もわかりやすく説明されています。著者はACTのトレーナーとして実績のあるラス・ハリス氏です。

読んでみると、6つのコア・プロセスや実践方法など、かなり詳しく解説されていました。ページ数が多いので読み応えはありますが、ACTのテキストを探している人にはぴったりでしょう。

また臨床場面で使えるように、対話例・セラピーを行う手順・セッションの組み立て方などが書かれているのも特徴です。そのためACTに興味がある人はもちろん、現場でACTを取り入れたいセラピストが読んでもいいと思います。

幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない

幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない
著者ラス・ハリス
岩下慶一
出版社筑摩書房
ページ数284ページ
大きさ縦:18.8cm
横:13cm
厚さ:2cm
参考価格1,870円
読書時間の目安約6時間
本のおすすめポイント
  • 世界中で読まれているロングセラー本
  • ACTのエクササイズを数多く紹介
  • うまくできない場合のアドバイスも

ACTを実践するときに役立つロングセラー本

『幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない』は、世界中で読まれているロングセラーで、Amazonでも高く評価されています。

サブタイトルに書かれているように、内容はACTの理論や実践方法を解説したものになっていました。文字数は多めですが、ACTの重要ポイントが丁寧にまとめられています。

また簡単にできるエクササイズも多く紹介されているのも、特徴のひとつです。うまくできないとき・行き詰まったときのアドバイスもあるので、参考になると思います。

ACTを実践するときには役立つ本なので、ぜひ一度チェックしてみてください。

ACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)のおすすめ本まとめ

今回はACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)本のおすすめを紹介しました。

ACT本によっては、内容が専門的になっているものや、セラピスト向けに書かれているものもあります。そのため人にとっては、難しいと感じるかもしれません。

特に初心者であれば、イラスト付きでわかりやすいACT本から読むのがおすすめです。もしそれで興味を持てたら、理論がわかりやすく説明されているACT本を探してみても良いでしょう。

ACT本を探すときには、ぜひここで紹介したおすすめを参考にしてみてください。

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