HSP本のおすすめランキング21選!人気ベストセラーや繊細さんが読みやすい本も

HSP(繊細さん)の本おすすめ

「繊細さん」という言葉が広まり、日本でも話題になったHSP。有名人が公表したり、幸福度の研究なども進んでいたりと、いま注目を集めています。

しかしHSP本には、人気ベストセラーや初心者向けで読みやすい書籍などたくさんあるので、迷ってしまう人もいるでしょう。

HSPに人気のおすすめ本

そこで今回は、繊細さんにおすすめのHSP本をまとめてみました。心理カウンセラーが全冊読んで、それぞれの特徴を解説しています。

また読みやすさについては、実際にかかった時間をもとに、ランキング形式で評価しています。

約30分・100年後にはみんな死んでるから気にしないことにした
約40分・ゆる〜い禅
約1時間・10代のための疲れた心がラクになる本
約1.5時間・敏感すぎて生きづらい人のこころがラクになる方法
・マインドフルネス瞑想入門
・脳疲労が消える 最高の休息法[CDブック]
・よくわかるアサーション 自分の気持ちの伝え方
約2時間・敏感な世界に生きる敏感な人たち
・繊細な人が快適に暮らすための習慣
・敏感すぎて生きづらい人の明日からラクになれる本
・HSPサラリーマン
約3時間・「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本
・繊細すぎる自分の取扱説明書
・HSP 強みdeワーキング
・「ひとりで頑張る自分」を休ませる本
約5時間・マインドフル・セルフ・コンパッション入門 自分を思いやるレッスン
・敏感なHSPによる毒人取扱説明書
約7時間・繊細さは、これからの時代の強さです
・「繊細さん」の4つの才能
・ひといちばい敏感なあなたが人を愛するとき
約8時間・敏感すぎる私の活かし方 高感度から才能を引き出す発想術

気持ちが楽になったり、役立つ方法が見つかったりするかもしれないので、HSP本のおすすめを探すときには参考にしてみてください。

目次-クリックで該当箇所に移動-

そもそもHSPとは?

HSPとは「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」の略で、アメリカの心理学者であるエレイン・N・アーロン博士が提唱しました。

「とても繊細な人」を意味する用語で、感受性が高く、刺激に敏感という特性を持っています。アーロン博士によると、人口の約5人に1人が、HSPに当てはまるそうです。

HSPという言葉は、インターネットで広まり、多くの注目を集めるようになりました。そのため本屋に行っても、HSPの特徴・HSPのあるあるなど、さまざまな書籍が置いてあります。

HSP本のおすすめの選び方

著者がHSPの本は共感できるので人気

HSPが著者だと、人間関係の悩み・職場の体験談など、リアルな内容が書かれています。HSPの人なら、どれも共感できるものばかりでしょう。

また役に立った考え方や、やってよかった対処法なども紹介されています。自分に合うとは限りませんが、読むことで少しは参考になるはずです。

ちなみに、医者やカウンセラーのHSP本もおすすめですが、口コミを確認するようにしてください。本によっては「HSPのことをわかっていない」などと書かれている場合もあります。

初心者向けなら繊細さんでも読みやすい

初心者向けのHSP本は、文字量が少なかったり、数行で段落が区切られていたりします。またイラストがたくさんある本や、マンガ形式になっている本もありました。

そのため、読書が苦手なHSPの人でも読みやすいと思います。時間もそこまでかからず、HSP本によっては、1時間程度で読み終わるでしょう。

HSPのなかには、本に集中できないという人もいます。そのような場合は、まず初心者向けのHSP本をおすすめします。


Amazonで試し読みしておくのもあり

HSP本によっては、Amazonで試し読みができます。導入や目次までの場合がほとんどですが、その部分だけでも読む価値はあるでしょう。

文字の大きさや読みやすさも、ある程度は参考になると思います。また人間関係について・仕事について・恋愛についてなど、HSP本の全体像も把握できるはずです。

またHSPの人なら、直感的に「自分に合う・合わない」を感じるかもしれません。そのため試し読みをしておけば、購入したあとに後悔するリスクも減らせますよ。

タイプに合わせたHSP本もおすすめ

たとえば刺激に敏感な特性を持ちながら、新しい刺激を求めにいくという、一見矛盾しているようなHSPもいます。このようなタイプを「HSS型HSP」といいます。

また子どものHSPは、「HSC(ハイリー・センシティブ・チャイルド)」と呼ばれています。HSCの本は、子どもと保護者の視点で書かれているのが特徴です。

そのため全ての人に、有名でベストセラーのHSP本がおすすめとは限りません。口コミも大切ですが、自分に合いそうなHSP本を探すように意識してみてください。

繊細さんにおすすめのHSP本を紹介!

「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本

「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本
著者武田友紀
出版社飛鳥新社
ページ数240ページ
大きさ縦:18.8cm
横:13.2cm
厚さ:1.7cm
参考価格1,324円
読書時間の目安約3時間
本のおすすめポイント
  • 日本で少ないHSP専門カウンセラーが著者
  • HSPの特徴や対象法なども解説
  • さまざまな体験談も紹介している

HSP専門カウンセラーによる人気ベストセラー本

HSPが「繊細さん」と呼ばれるようになったのは、この武田友紀さんのHSP本がきっかけです。自身もHSPで、その経験を活かし、専門カウンセラーとして活動しています。

文字数は少なめですが、HSPについて簡潔にまとめられています。内容もイラスト付きでわかりやすく、初心者にもぴったりでしょう。

またHSPの体験談が、多く紹介されているのも、人気の理由のひとつです。口コミを見ても、「共感できる」と高く評価されていました。

HSPの診断・考え方・対処法なども解説されているので、1冊目のHSP本としてもおすすめします。どの本にしようか迷っている人は、ぜひチェックしてみてください。

敏感すぎる私の活かし方 高感度から才能を引き出す発想術

敏感すぎる私の活かし方 高感度から才能を引き出す発想術
著者エレイン・N・アーロン
翻訳片桐恵理子
出版社パンローリング
ページ数432ページ
大きさ縦:約19cm
横:約13cm
厚さ:約2cm
参考価格1,980円
読書時間の目安約8時間
本のおすすめポイント
  • HSP本のベストセラーの新版
  • HSP提唱者の本で内容が詳しい
  • 取材データや臨床経験も充実

メンタリストDaigoさんもおすすめのHSP本

『敏感すぎる私の活かし方』は、HSP本のベストセラーである『ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ』の新版となっています。

本の著者は、HSP提唱者のエレイン・N・アーロン博士です。取材データや臨床経験が充実しているので、どのHSP本よりも詳しく書かれていると思いました。

また仕事・恋愛・人間関係など、さまざまな角度から、HSPの特性についてまとめられています。そのため、HSPのことを正しく理解できるはずです。

文字数は多めで、初心者向けではありませんが、HSPをより深く研究したい人におすすめします。

敏感な世界に生きる敏感な人たち

敏感な世界に生きる敏感な人たち
著者イルセ・サン
枇谷玲子
出版社ディスカヴァー・トゥエンティワン
ページ数230ページ
大きさ縦:18.8cm
横:12.8cm
厚さ:2.5cm
参考価格1,650円
読書時間の目安約2時間
本のおすすめポイント
  • 違う種類のHSP診断ができる
  • HSPの特徴や能力がわかりやすい
  • 巻末のアイデアリストが役立つ

HSPの特徴を知りたい人におすすめの一冊

『敏感な世界に生きる敏感な人たち』は、デンマークの心理療法士が著者のHSP本です。エレイン・N・アーロン博士が作った診断テストと、異なるチェックリストを使用しています。

読んでみると、HSPの特徴や能力が簡潔でわかりやすいと思いました。抱えがちな悩みなどもまとめられており、HSPの全体像を知りたい人にとっては、特におすすめできる一冊です。

また巻末には、具体的な対処法のアイデアリストが掲載されています。箇条書きで見やすいので、どんな方法があるのかぜひチェックしてみてください。

100年後にはみんな死んでるから気にしないことにした

100年後にはみんな死んでるから気にしないことにした
著者なおにゃん
出版社KADOKAWA
ページ数128ページ
大きさ縦:21cm
横:14cm
厚さ:1.3cm
参考価格1,430円
読書時間の目安約30分
本のおすすめポイント
  • 子どもから大人になるまでの苦労を紹介
  • HSPなら共感できる内容が書かれている
  • 時間がかからないので初心者にもおすすめ

リアルな体験談が共感できると話題のHSP本

『100年後にはみんな死んでるから気にしないことにした』は、SNSで話題になった人気のHSP本です。

著者のなおにゃんさんもHSPで、小学校・中学・高校・大学までの生い立ちがまとめられています。また社会人になってからも、うつ病と診断され、その経験も紹介されていました。

見開きで読めるのが特徴で、左ページにイラスト、右ページに文章があります。内容も読みやすく、共感できるものばかりで、心が軽くなったような気がしました。

30分程度で読めるので、初心者にもおすすめできるHSP本です。

繊細な人が快適に暮らすための習慣

繊細な人が快適に暮らすための習慣
著者西脇俊二
出版社KADOKAWA
ページ数208ページ
大きさ縦:18.8cm
横:12.9cm
厚さ:1.5cm
参考価格1,540円
読書時間の目安約2時間
本のおすすめポイント
  • 精神科医が執筆しているHSP本
  • 誰でも実践しやすいアドバイスを掲載
  • 読みやすいので初心者にもおすすめ

簡単にできるHSP対策が口コミでも高評価

『繊細な人が快適に暮らすための習慣』は、精神科医である西脇俊二先生が執筆しています。自身もアスペルガーで、繊細すぎることに苦労した経験があるそうです。

読んでみると、簡単で実践しやすい方法がたくさん紹介されていました。個人的には、ハッピーの5段階評価が印象的で、自分の習慣を見直すときにも役立つと思います。

数行ごとに段落が分かれており、ポイントも青字で強調されています。スラスラ読めるので、初心者には特におすすめのHSP本です。

ひといちばい敏感なあなたが人を愛するとき

ひといちばい敏感なあなたが人を愛するとき
著者エレイン・N・アーロン
明橋 大二
出版社青春出版社
ページ数416ページ
大きさ縦:約19cm
横:約13cm
厚さ:約2.5cm
参考価格2,090円
読書時間の目安約7時間
本のおすすめポイント
  • 実際にインタビューした結果を紹介
  • HSP・非HSPの組み合わせごとに解説
  • 心理学の側面からも解説されている

HSPの恋愛傾向について解説されている一冊

『ひといちばい敏感なあなたが人を愛するとき -HSP気質と恋愛-』は、HSPの恋愛傾向から性的な悩みまで、詳細に書かれている本です。著者のエレイン・アーロン博士が、HSPにインタビューした結果もまとめられています。

この本はHSP同士のカップルの特徴・HSPと非HSPのカップルの特徴など、タイプ別に紹介されているのが特徴です。またHSS(刺激探求型)のHSPの恋愛傾向についても触れられていました。

後半はスピリチュアル的な要素も含まれるので、人によって好みが分かれるでしょう。また夢分析のことや元型(アーキタイプ)など、ユング心理学の内容が絡んでくるので、心理学の側面から学びたい人におすすめのHSP本です。

HSPサラリーマン

HSPサラリーマン
著者春明 力
出版社clover出版
ページ数320ページ
大きさ縦:約18.8cm
横:約12.8cm
厚さ:約1.5cm
参考価格1,540円
読書時間の目安約2時間
本のおすすめポイント
  • ストーリーが面白くて読みやすい
  • HSPなら共感できる内容になっている
  • 巻末には勇気を与えられる一言も掲載

感動的なストーリーでスラスラ読めるHSP本

『HSPサラリーマン』は、成績が悪い営業マンの、成長していく物語をまとめた本です。巻末には、本文中でも紹介されている40の言葉がリストアップされています。

ページ数はそこそこありますが、ストーリーが面白いのでスラスラと読めるでしょう。後半の展開も感動的で、少し涙が出そうになりました。

ちなみに、タイトルにはHSPと書かれていますが、本文中でHSPに関する記載はありません。しかし主人公である達也の自信のなさ・考え方などは、HSPの人なら共感できると思います。

繊細すぎる自分の取扱説明書

繊細すぎる自分の取扱説明書
著者中島輝
出版社SBクリエイティブ
ページ数256ページ
大きさ縦:18.8cm
横:12.8cm
厚さ:1.61cm
参考価格1,430円
読書時間の目安約3時間
本のおすすめポイント
  • HSPのあるあるをシーン別に解説
  • HSS型(刺激追求型)HSPの特徴も説明
  • 繊細さを長所として受け止めるコメントも

自信を持てない人にもおすすめのHSP本

『繊細すぎる自分の取扱説明書』では、繊細さんのタイプを4つに分けて解説しています。HSS型(刺激追求型)のHSPについても、触れているのが特徴です。

読んでみると、全32個のHSPあるあるが、シーン別にまとめられていました。またそれぞれのセクションの最後に、繊細さを長所として受け止めるコメントが書かれています。

そのため自分のことが好きになれない人や、自信を持てない人にもおすすめできるHSP本です。文字数も多くないので、比較的読みやすいと思います。

「繊細さん」の4つの才能

「繊細さん」の4つの才能
著者コートニー・マルケサーニ
和田美樹
出版社SBクリエイティブ
ページ数400ページ
大きさ縦:18.9cm
横:13.2cm
厚さ:1.9cm
参考価格1,694円
読書時間の目安約7時間
本のおすすめポイント
  • 自分の強みがどこにあるかを確認できる
  • 身体をケアする方法がわかりやすい
  • HSPについてより深く理解したい人向け

自分の身体をケアする方法が参考になる

この本ではHSPを、「共感力」「直観力」「視覚力」「表現力」の4つに分けて解説しています。そして自分の強みがどこにあるかを、確認できる内容になっています。

前半では、タイプごとに活躍している人が紹介されていました。ただしHSPの基本的な特徴については、あまり触れられていません。

後半になると、アロマやマインドフルネス瞑想など、具体的な方法がまとめられていました。自分の身体をケアする際には、役立つと思います。

そのため、すでにHSPに関する知識があり、より深く学びたい人におすすめのHSP本です。

HSP 強みdeワーキング

HSP 強みdeワーキング
著者皆川公美子
出版社梨の木舎
ページ数177ページ
大きさ縦:21cm
横:14.8cm
厚さ:1.3cm
参考価格1,870円
読書時間の目安約3時間
本のおすすめポイント
  • キャリアコンサルタントが著者のHSP本
  • HSPの強みごとにポイントを解説
  • それぞれの特徴を活かした働き方を紹介

仕事で悩んでいる人におすすめのHSP本

『HSP 強みdeワーキング』は、HSPの相談にのってきたキャリアコンサルタントが著者の本です。HSPの働き方に焦点を当てた内容となっています。

この本ではHSPの強みとして、「洞察系」「共感系」「感覚系」の3つを解説していました。そのうえで、それぞれの特徴を活かした仕事の例が紹介されています。

サイズは少し大きめですが、持ち歩く分には問題ないと思います。やりたい仕事がない・何がしたいかわからないなど、自分の将来について悩んでいるHSPの人にもおすすめです。

敏感すぎて生きづらい人の明日からラクになれる本

敏感すぎて生きづらい人の明日からラクになれる本
著者長沼睦雄
出版社永岡書店
ページ数244ページ
大きさ縦:18.5cm
横:13cm
厚さ:1.5cm
参考価格1,320円
読書時間の目安約2時間
本のおすすめポイント
  • 精神科医が著者のHSP本
  • HSPの特徴をケースごとに解説
  • 文字数が少なくイラストも多い

HSPの特徴が大まかにわかる一冊

『敏感すぎて生きづらい人の明日からラクになれる本』は、精神科医が著者のHSP本です。HSPの人が抱えやすい悩みについて、ケースごとに解説されています。

セルフケアの方法も書かれていますが、自分を責めることをやめる・弱さを受け入れるなど、HSPにとっては難しい内容もあると思いました。「それができたら苦労しない」という口コミも一部見られます。

ただしHSPの特徴や、HSPのあるあるを知りたい人には役立つでしょう。ちなみに実践方法については、『敏感すぎて生きづらい人のこころがラクになる方法』で詳しくまとめられています。

敏感すぎて生きづらい人のこころがラクになる方法

敏感すぎて生きづらい人のこころがラクになる方法
著者長沼睦雄
出版社永岡書店
ページ数192ページ
大きさ縦:約18.5cm
横:約13cm
厚さ:約1.5cm
参考価格1,320円
読書時間の目安約1.5時間
本のおすすめポイント
  • 実践できるワークが紹介されている
  • イラストが多くてわかりやすい
  • 初心者でも読みやすいHSP本

具体的なワークも紹介されているHSPの実践本

このHSP本は『敏感すぎて生きづらい人の明日からラクになれる本』の、実践編になっています。具体的なワークや、直接書き込めるページなどもありました。

そのためセットで購入すると、HSPに対する理解がより深まるかもしれません。文章は上下2段に分かれており、各章の最初はマンガ形式でまとめられています。

イラストも多く使われているので、初心者向けのHSP本だと言えるでしょう。ページ数も少なめで、個人的には、この実践編の方が読みやすいと思いました。

10代のための疲れた心がラクになる本

10代のための疲れた心がラクになる本
著者長沼睦雄
出版社誠文堂新光社
ページ数229ページ
大きさ縦:17.6cm
横:13cm
厚さ:1.5cm
参考価格1,430円
読書時間の目安約1時間
本のおすすめポイント
  • 学生の悩みに焦点を当てている
  • 文章にふりがなが付いているので安心
  • 受験やテストなどわかりやすい例で紹介

学生視点で書かれているので読みやすい

『10代のための疲れた心がラクになる本』では、思春期にありがちな悩みについて解説されています。その中で、HSPの特性も紹介されていました。

マンガは少なめですが、文章にふりがなが付いており、漢字が苦手な子どもでも読みやすいでしょう。また受験やテストなど、学校の例で説明してくれるのが良いと思いました。

脳の仕組みやストレスの原理なども、わかりやすくまとめられています。自分を楽にする「ラク技」は、10代にも実践して欲しいので、ぜひチェックしてみてください。

繊細さは、これからの時代の強さです

繊細さはこれからの時代の強さです
著者アニータ・ムアジャーニ
翻訳奥野節子
出版社ナチュラルスピリット
ページ数344ページ
大きさ縦:19.5cm
横:13.8cm
厚さ:2.6cm
参考価格1,980円
読書時間の目安約7時間
本のおすすめポイント
  • 著者の臨死体験が興味深い
  • 繊細さを強みとして書いている
  • HSPとエンパスの違いを紹介

共感力が高すぎて疲れてしまう人向け

これは臨死体験をしたアニータさんによる本です。アニータさんは、世界的ベストセラー『喜びから人生を生きる!』の著者としても知られています。

この本では、HSPのごく一部の人がエンパスだと説明しています。エンパスはHSPと違い、他人のエネルギーを感じるだけでなく、自分の中に吸収してしまうのが特徴です。

そのためエンパスの人は、共感力が高すぎて、疲れてしまうことがよくあります。もし他のHSP本を読んでもしっくりこない人は、エンパスかもしれません。

また人に踏みつけられてもじっと我慢している人を、ドアマットにたとえて解説しているのが印象的でした。スピリチュアル的な要素もありますが、抵抗のない人は読んでみると良いでしょう。

敏感なHSPによる毒人取扱説明書

敏感なHSPによる毒人取扱説明書
著者シャヒダ・アラビ
翻訳黒住奈央子
出版社パンローリング
ページ数304ページ
大きさ縦:18cm
横:15cm
厚さ:2cm
参考価格1,980円
読書時間の目安約5時間
本のおすすめポイント
  • 自身もHSPである心理学者が著者
  • 脳科学の視点からも解説している
  • 簡単なセルフケアの方法も紹介

ひどい扱いをしてくる「毒人」から身を守る方法を解説したHSP本

『敏感なHSPによる毒人取扱説明書』では、毒のある人に狙われやすいHSP向けに身を守る方法を紹介しています。毒人とは、主にナルシシスト・サイコパス・ソシオパスのことです。

読んでみると、セルフケア(ライフスキル)の項目が参考になると思いました。脳科学の視点から心の癒やし方を説明しており、簡単に実践できそうなことにも触れられています。

ただ海外の事例が多く、日本であまり馴染みがないようなことも書かれているのは少し気になりました。人によっては共感できない、刺激が強いと感じるかもしれません。

それでも虐待や暴言など、ひどい扱いをしてくる毒人への対処法は、知っておいても良いと思います。

【その他】HSPの人におすすめの本

マインドフルネス瞑想入門

マインドフルネス瞑想入門
著者吉田昌生
出版社WAVE出版
ページ数144ページ
大きさ縦:21cm
横:14.8cm
厚さ:2cm
参考価格1,760円
読書時間の目安約1.5時間
CDの内容【朝の瞑想】
Track-1:準備
Track-2:基本姿勢
Track-3:呼吸法
Track-4:マインドフルネス瞑想
【日常生活の瞑想】
Track-5:歩く瞑想
Track-6:食べる瞑想
【3分でできるミニ瞑想】
Track-7:感情を感じる
Track-8:呼吸に集中する
Track-9:何もしない
【祈りの瞑想】
Track-10:感謝の瞑想
Track-11:慈悲の瞑想
【夜の瞑想】
Track-12:ハミング瞑想
Track-13:ボディスキャン
Track-14:全身で呼吸する
Track-15:観察瞑想
本のおすすめポイント
  • CDを聴きながら瞑想できる
  • 座り方や手の位置などもわかりやすい
  • 瞑想に慣れていない初心者にもおすすめ

マインドフルネス瞑想はHSPの人にも役立つ

『マインドフルネス瞑想入門』では、1日10分でできるマインドフルネスの瞑想方法が紹介されています。

瞑想の効果・やり方・ポイントなどが、わかりやすく解説されていました。内容も読みやすく、瞑想を実践してみたいという初心者でも取り組みやすいと思います。

またCDがついているので、うまく瞑想できないという人は、聴きながら実践してみると良いでしょう。イラストもあるので、座り方・手の位置なども参考になるでしょう。

特にHSPの人は、過去のことで後悔したり、将来のことで不安になったりしがちです。そんなときは、マインドフルネス瞑想が役立つので、ぜひチェックしてみてください。

脳疲労が消える 最高の休息法[CDブック]

脳疲労が消える 最高の休息法
著者久賀谷亮
出版社ダイヤモンド社
ページ数140ページ
大きさ縦:約21cm
横:約15cm
厚さ:1.5cm
参考価格1,650円
読書時間の目安約1.5時間
CDの内容Track01:マインドフルネス呼吸法
Track02:ムーブメント瞑想
Track03:ブリージングスペース
Track04:モンキーマインド解消法
Track05:RAIN
Track06:ボディスキャン
Track07:メッタ
本のおすすめポイント
  • 脳科学の視点から書かれた一冊
  • CDを聴きながら瞑想ができる
  • 図解がわかりやすくて実践しやすい

刺激に敏感で疲れやすいHSPにおすすめ

『脳疲労が消える 最高の休息法』は、脳科学の視点で、マインドフルネスがまとめられている一冊です。著者は臨床医としても活躍しています。

読んでみると、イラスト付きの図解や表がわかりやすいと思いました。また文章中に、太文字・赤字が使われているので、重要なポイントもしっかり確認できるのが特徴です。

また付属品として、瞑想のガイダンス音声が収録されたCDがついています。各トラックは10分程度になっているので、マインドフルネスを実践するときに聞いてみてください。

特にHSPで、「頭がスッキリしない」「寝て起きたのに疲れている」など、身体の不調を感じる人におすすめします。

マインドフル・セルフ・コンパッション入門 自分を思いやるレッスン

マインドフル・セルフ・コンパッション入門 自分を思いやるレッスン
著者岸本早苗
出版社大和書房
ページ数352ページ
大きさ縦:18.8cm
横:13cm
厚さ:2.1cm
参考価格1,980円
読書時間の目安約5時間
本のおすすめポイント
  • 自分への思いやりについて解説
  • 文字数が少なく内容もわかりやすい
  • 自分を責めてしまいがちなHSPにぴったり

自己嫌悪に陥りやすいHSPに読んでほしい本

『マインドフル・セルフ・コンパッション入門 自分を思いやるレッスン』は、自分への思いやりを意味するセルフコンパッションをベースにしています。

ページ数は多めですが、文字数が少ないのスムーズに読めます。内容もセッションごとに分かれているので、実践する時にも役立つでしょう。

著者はMSC(マインドフル・セルフ・コンパッション)認定講師のひとり。医療従事者のためのセルフコンパッション講師としても活躍しています。

自分を責めてしまいがちなHSPには、特におすすめの本です。

よくわかるアサーション 自分の気持ちの伝え方

よくわかるアサーション 自分の気持ちの伝え方
監修者平木典子
出版社主婦の友社
ページ数128ページ
大きさ縦:21cm
横:18.2cm
厚さ:1cm
参考価格1,540円
読書時間の目安約1.5時間
本のおすすめポイント
  • 自分も相手も大切にするコミュニケーション方法を紹介
  • カラーでイラスト付きなので読みやすい
  • シーン別に具体例があるのでわかりやすい

自分の意見を主張できないHSPにおすすめの本

アサーションとは、自分も相手も大切にするコミュニケーション方法のことで、それをまとめたのが『よくわかるアサーション 自分の気持ちの伝え方』です。

カラーページでイラストも多いので、読みやすいと思います。職場・家族・友人など、シーン別の具体例も紹介されていました。

また練習用のページや、よくある質問が掲載されている点も特徴のひとつです。特に自分の意見を言えずに悩んでいるHSPには、ぴったりの本でしょう。

「ひとりで頑張る自分」を休ませる本

「ひとりで頑張る自分」を休ませる本
著者大嶋信頼
出版社大和書房
ページ数224ページ
大きさ縦:約18.8cm
横:約13cm
厚さ:約2.5cm
参考価格1,540円
読書時間の目安約3時間
本のおすすめポイント
  • 心理カウンセラーが著者の本
  • ポイントには赤線が引かれている
  • 「いい人」になりがちなHSP向け

自分を大切にするための考え方を紹介

これは心理カウンセラーの大嶋先生が著者の本です。HSP本ではありませんが、自分を大切にすることについて書かれています。

読んでみると「あなたがいい人になれば相手は悪い人になる」などの表現があり、少し違和感を覚えました。個人的には、いい人が増えればもっと素敵な世の中になると信じています。

しかし「いい人」になりがちなHSPには、これくらい極端な例でも良いのかもしれません。主に考え方についてまとめられており、ポイントも赤線で見やすくなっていました。

ゆる〜い禅

ゆる〜い禅
著者枡野 俊明
出版社ワニブックス
ページ数143ページ
大きさ縦:約21cm
横:約15cm
厚さ:約1.5cm
参考価格1,320円
読書時間の目安約40分
本のおすすめポイント
  • 禅の思考が簡潔にまとめられている
  • シンプルで実践しやすい内容を紹介
  • 文字数も少ないのでスラスラ読める

1日の生活の中で活かせる禅思考を紹介

『ゆる〜い禅』は、住職が書いている本です。HSPには触れられていませんが、朝・昼・夕・夜のシーンごとに、実践できる禅思考がまとめられています。

禅といっても、厳しい修行やストイックな生き方を紹介しているわけではありません。日々を心穏やかに過ごす、シンプルな方法が書かれており、実践しやすいと思います。

左ページがイラスト、右ページが解説になっており、内容もスラスラ読めました。日日是好日(にちにちこれこうじつ)など、禅語の解説があるのもポイントです。

読みやすいのは?HSP本のおすすめランキング

約30分・100年後にはみんな死んでるから気にしないことにした
約40分・ゆる〜い禅
約1時間・10代のための疲れた心がラクになる本
約1.5時間・敏感すぎて生きづらい人のこころがラクになる方法
・マインドフルネス瞑想入門
・脳疲労が消える 最高の休息法[CDブック]
・よくわかるアサーション 自分の気持ちの伝え方
約2時間・敏感な世界に生きる敏感な人たち
・繊細な人が快適に暮らすための習慣
・敏感すぎて生きづらい人の明日からラクになれる本
・HSPサラリーマン
約3時間・「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本
・繊細すぎる自分の取扱説明書
・HSP 強みdeワーキング
・「ひとりで頑張る自分」を休ませる本
約5時間・マインドフル・セルフ・コンパッション入門 自分を思いやるレッスン
・敏感なHSPによる毒人取扱説明書
約7時間・繊細さは、これからの時代の強さです
・「繊細さん」の4つの才能
・ひといちばい敏感なあなたが人を愛するとき
約8時間・敏感すぎる私の活かし方 高感度から才能を引き出す発想術

ここでは読みやすさについて、HSP本のおすすめランキングをまとめました。私が実際に読んでみて、かかった時間をもとに評価しています。

比較的読みやすいのは、イラストや図解のあるHSP本で、初心者にもおすすめです。またページ数が多くても、ストーリーが面白い本であれば、抵抗も少ないと思います。

あくまでも私の読むスピードが基準なので、読書時間は目安ですが、読みやすさを重視したい人はチェックしてみてください。

もし気になるHSP本があれば、Amazonのレビューも合わせて確認しておくことをおすすめします。

繊細さんにおすすめのHSP本まとめ

今回は繊細さんにおすすめのHSP本について紹介しました。

HSP本には、人気ベストセラーから初心者向けの読みやすい本までさまざまあります。そのため、口コミや試し読みを確認しながら、自分に合いそうなHSP本を選ぶのがおすすめです。

HSP本を探すときには、ぜひここで紹介したおすすめを参考にしてみてください。

関連記事:HSS型HSP(かくれ繊細さん)におすすめの本

関連記事:HSC(敏感な子)におすすめの本

【献本お礼】
以下のHSP本は、出版社様よりご恵贈いただきました。この場をお借りして心より感謝申し上げます。
・敏感なHSPによる毒人取扱説明書(パンローリング)

目次-クリックで該当箇所に移動-